新着情報 News

新着情報

成長の観察

 校内のあちらこちらで鉢などに種が蒔かれています。

 芽を出すのを待つ3年生(大豆の種を植えたところです)と4年生(ゴーヤの種を植えました)、小さな芽が出た1年生(あさがおです)と5年生(インゲン豆です)、早くも栄養を行き渡らせるために間引きした2年生(ミニトマト)です。登校すると真っ先に水を与え、まるで親になったかのように慈しむことが日課になっています。

 また、6年生が育てているじゃがいもはピンクの花を咲かせています。

 5年生の家庭科では学校内にある梅の木の実を収穫しました。これで梅シロップを作ります。

 4年生のゴーヤは芽が出たら植え替え、成長するとグリーンカーテンとしても活用します。

 昨日は1~2年生が紅はるかの苗を植えました。 

 神さまの創造のみ業に感謝し、神さまがなさることは皆、時にかなって美しく、私たちに多くの喜びが与えられることを実体験します。

 

詩編65編9~11節

「お与えになる多くのしるしを見て

 地の果てに住む民は畏れ敬い

 朝と夕べの出で立つところには

 喜びの歌が響きます。

 あなたは地に臨んで水を与え

 豊かさを加えられます。

 神の水路は水をたたえ、地は穀物を備えます。

 あなたがそのように地を備え

 畝を潤し、土をならし

 豊かな雨を注いで柔らかにし

 芽生えたものを祝福してくださるからです。」

1~2年生 さつま芋の苗を植えました

 秋に収穫する「紅はるか」の苗を植えました。

 今年も校長の指導の下、一人ひとりが苗を持ち、1年生は柔らかな土の感触を楽しみ、また「虫がいる!」と驚き(⁉)、2年生は慣れた手つきで、植えていきました。

 収穫は半年先ですが、神さまが成長に必要な太陽の光と恵みの雨を与えてくださいます。

 今は畝にピタッと張り付いたように苗が寝た状態になっていますが(船植え)、やがてピンと立ち、茎がしっかりとし、青々とした葉が増えていきます。

 子どもたちは担任と共に、芋が大きく成長するために雑草を抜き、病気になっていないか、元気な葉や茎に育っているか、土の状態、お天気や気温を気にしながら観察していきます。

2026年度4月新1年生のための入試日程のお知らせ

 2026年度4月に新1年生として入学するための入試日程(2025年度実施)は、下記よりダウンロードしてください。

 2019年4月2日~2020年4月1日生まれのお子さまです。

 AO入試:11月3日(月)、第一期:11/16(日)、第二期:12月7日(日)と設けており、3回実施します。

*AO入試は、本校を第一志望としてくださる場合です。また幼稚園・保育園・幼児教室等からの推薦状を提出することができます(本校指定の用紙)。

*願書配布開始日は9月1日(月)からです。

 

 学期中の個別の学校見学や8月31日(日)に実施する入試説明会をとおして、是非ご検討ください。

 

 学校パンフレットを希望される方は、学校ホームページ「資料請求・お問い合わせ」よりお申し込みください。

「『体験学習』って?」

 校長 平田 理

 

 

 

 

 昼食時間に思いがけず「カラスノエンドウ」の種が跳ねて、ちいさな騒動が起こったそうです。だれかが教室に青かった鞘をもってきて、時間が過ぎ、黒く乾燥した鞘が「パチッ」と弾け、種が跳ね出したからです。

 子どもたちは何を学んだのでしょうか?乾燥すると黒く変色することから「カラス」を連想させる名前がついたことでしょうか?学校生活の中でおきる様々な出来事の中から得られる体験は、いわゆる一斉授業で目指す、同じような結果や回答に行き着くものではありません。むしろ、千差万別の反応や感想に行き着いて良いのです。自然界の不思議を受止め、考え、仕組みに興味を持って調べて欲しいと、先回りして考え、教訓を求めるのは大人の考え(誘導と理想)です。お友達の驚いた表情を楽しんだ、先生の説明が面白かった、お弁当に入っちゃったかどうかが大問題!、落ちた種を拾いたい、どこかに植えてみたい、食べてみたい!じつに多彩な反応です。ここに体験的学びや探求的な学びにつながる「種」が潜んでいます。休み時間の遊びや口喧嘩でさえも体験的に多くのことを感じ、学ぶのです。みんなで遊ぶにはルールを守ること、道具は順番に貸し合った方が楽しいこと、下級生や上手にできない人も混じって遊ぶと楽しいこと、今日は仲間に入れなかったから悲しかったこと、ちょっと意地悪なことを言って後悔したこと、勇気を出して謝ったら赦してもらえたこと・・・。

 

 日本を含む多くのOECD(経済協力開発機構)加盟国が、こぞって目指している子どもたちに身につけさせたいキー・コンピテンシー(競争的優位性)の鍵となる概念は、「Agency:エージェンシー」です。すなわち自らが変化を恐れず、目標を定め、振り返り、責任を担う、自律的に生きる力の育成です。不安定かつ不確実、複雑で曖昧な社会を生きるためには、思考力、判断力、表現力などと共に、心の在り方、学びに向かう力などが必要不可欠だからです。費用と時間をかけて「体験学習」を数多く体験しても、自らの心の在り様を見つめ、他者の考えや感情を分かち合う機会が失われているとすれば、残念な時間の積み重ねに成りかねません。

 

 「鞘がパチッとはじけた」事件から、この先生は自然界が教えてくれる「いのちの法則」を聖書の言葉を用いて子どもたちに伝えました。与えられた命を他のために使うことで、新しい命を生み、助ける法則です。他者のために存在し、与えることを通して生きているという、極めて実践的な「いのちの大法則」とも言えます。

 この「小さな体験」から子どもたちは、果たしてどんなことを感じ、学び取っていくのでしょうか。

 

 

 

 

学校紹介「校長挨拶」はこちらをご覧ください