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児童会の「エコキャップ運動」の取り組み

 「エコキャップ運動」の目的は、リサイクルの促進、CO₂の削減、売却益で発展途上国の医療支援です。

 

 私たちの学校では、限られた資源を有効に活用することを考えたり、未来の環境のことを考えたり、世界中の子どもたちの命のことを考えたりすることを目的に、児童会や委員会を中心に「エコキャップ運動」に取り組んでいます。

 

 今年度は4月から2か月で45Lの袋がいっぱいになり、昨年度までの収集を合わせると8袋になりました。さらなる運動促進のために通信やポスターを作成し、全校児童と保護者の皆さまにもご協力をお願いしています。また保護者会総会では児童会役員が直接保護者にアピールし、活動の報告をしています。

 今年度中には、推進協会に送ることができそうです。

 

「Yes, I know」

校長 平田 理

 

 

 

 英語科の授業を見学していると、様々な光景を観察し考えさせられる場面に遭遇します。母語ではない言葉を習得することの楽しさと共に難しさ、文化や習慣の違いを少しずつ理解していくことも言語学習には必要な「学び」であることがわかります。映画などの字幕を翻訳される方の訳し方、同時通訳の訳し方、国際会議などでの訳し方にはご苦労が多いのだろうと推察されます。可能な限り正確に、意図を汲んで、適切な語句を選択しつつ、翻訳する必要がありますから、単純な言葉でも「翻訳力」が試されるのではないでしょうか。


 「Yes, I know.」はどのように訳されるでしょうか?中学生であれば「わたしは知っています。」を即答できるでしょう。確かに教科書の中ではそれが「正解」かも知れませんが、映画や小説の翻訳、日常会話の通訳では中々簡単に訳すことができないことがあります。主語「I」は私、ボク、オレ、おら、おいら、せっしゃ、わし、うち、てまえ・・・主体を表現する言葉に違いがあり、年齢や性別、時代や階層、前後の会話によって「主体」の訳し方が変わり、その訳された「言葉」によってイメージさえ異なってしまいそうです。更に日本語では主語を省略して会話が進む場合があるので「わかってる」「あぁ」だけでも翻訳が成立します。


 学校や教室内での子どもたちの発言の中にも「翻訳」が必要な場合があります。言語表現の上では共通理解できるのですが、本人の心情と文字や言葉との落差があったり、表面的な意味だけで伝えられたりしている場合もあります。「おれはわかっているぜ!!」の言葉とは裏腹に「理解できない怖さ」への強がりである場合もありますし、「わかった気がする」場合もあります。心を動かして聴いていると、言葉の意味に隠されている本意や子どもたちの心情が透けて見えることもあります。聖書の中に「主の言葉を聞け」と訳されている言葉があります。英語では「give ear to the word of the Lord」で、「give ear to~:耳を傾ける」です。心を尽くして耳を傾けるとは、「耳を与える」聴き方なのかもしれません。神様は私たちの将来や希望について「Yes, I know: よく心に留めて」おられるのです。


「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」

                                      (エレミヤ書 29章11節)

 

 

 

 

学校紹介「校長挨拶」はこちらをご覧ください

祈祷週が始まりました

 今週は、学期ごとに行われる大切なプログラムの祈祷週です。

 毎朝、セブンスデー・アドベンチスト教会の牧師先生をお招きして礼拝の時間をもつ特別な1週間です。

 今回は、東京衛生アドベンチスト病院(東京都杉並区)のチャプレン(病院付き牧師)である東 清志先生から、「いのち」と題して神様の私たちへのはかり知れない愛を神様からのメッセージとしてお聴きしていきます。

 テーマ聖句は

「罪が支払う報酬は死です。しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです。」(ローマの信徒への手紙6章23節) です。

 メッセージの前には、各学年による特別讃美歌をお捧げします。

 クラスでは、毎日のメッセージの振り返りをし、聖書の学びを深め、神様への思いを広げます。またさらにお祈りしたい子どもたちは、お祈りしたいことを心にもって、お昼休みにチャペルで「祈りの時間」として、個人で、お友達や他の学年の人と、また先生と一緒にお祈りする時間をもっています。

 子どもたちが神様に愛されている感謝と喜びで満たされる1週間であり、お互いを大切にしたり、助けたり、祈り合ったりする1週間となるよう願っています。

1年生 生活 アサガオの成長

 5月の連休明けに、1年生は「生活」の時間に、アサガオの種を蒔きました。

 小さな芽が出た時には、「いつお花が咲くかな」「お花は何個咲くだろう」と少し気が早い予想を立て、ワクワクしながらみんな大喜びで観察日記に筆を走らせました。

 品種改良がされて、毎年アサガオの葉が大きくなるように感じます。5つの種から成長しているアサガオは、鉢いっぱいに葉を茂らせ、広げ、ツルも伸びてきたので、支柱を立てました。

 葉の数を数えたところ、「70枚あったよ」「80枚!」「90枚もあったぁ」と声をあげ、報告してくれました。

 ツルを支柱に丁寧に巻き付け、「もっと大きくなあれ」とそれぞれがアサガオをじっくり観察しました。

 登校したあとまず中庭に行き、自分のアサガオを確認して、たっぷりとお水をあげます。

 下校時にも正門を出る前に中庭に寄り、アサガオを眺め、そしてアサガオに小さくつぶやきながら帰る1年生。

 観察を通しての1年生の心の成長も楽しみです。

 

 アサガオの成長は、1年生だけでなく、実は他の学年の子どもたちも興味深く観察しています。「○○ちゃんのアサガオ、大きくなったね」「○○君のアサガオ見せてね」と上の学年の子どもたちが1年生に声をかけています。うれしそうに、お兄さん、お姉さんたちとアサガオを囲んで話している姿を目にします。授業の枠を超えた関係性の中で生まれる会話が、1年生の心と学びの成長を助けるのです。