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わたしたちのクリスマス

 12/1の「クリスマス礼拝」や12/15の系列校・三育学院中等教育学校との「三育クリスマスコンサート」の準備で、子どもたちはいつも以上に神様を賛美する毎日です。子どもたちの鼻歌がクリスマスの讃美歌になるほどです。

 今年度の「クリスマス礼拝」のテーマ聖句は、

感謝をもって御前に進み 賛美をもって 主に喜び叫ぼう。」詩編95編2節

 「Give Thanks」~あふれるほどの感謝~

をもって礼拝します。

 神さまが救い主イエス様をわたしたちにお与えくださったことに感謝し、私たちと共にいてくださる神さまの、はかることのできない大きな愛をほめたたえるクリスマス礼拝です。

 一人でも多くの方々に神さまの愛が届きますようにとお祈りしながら、子どもたちはクリスマスシーズンを過ごし、礼拝とクリスマスコンサートに備えています。

 

「そして、神の愛がどれほど広く、どれほど高く、どれほど深いかを理解することができますように。さらに、あなたがたが無限の愛を知って、キリストの愛といのちに満たされますように。」エペソ人への手紙3章18,19節(新約聖書 リビングバイブル)

 

International Book Week

 日頃昼食時に、保護者のボランティアの方々による絵本の読み聞かせを実施しています。本校図書室にある絵本、ご自身が持っている絵本など、子どもたちの想像力をかきたて、さらに本を読んでみようと思わせてくれる本選びをしてくださっています。

 また学期ごとに保護者の方々による英語の絵本の読み聞かせも実施しています。英語科では保護者の方向けに英語の絵本の勉強会も実施しており、読み重ねてきた絵本を丁寧に読み聞かせしてくださるのです。

 本校には、英語だけでなく、オランダ語、ドイツ語、ロシア語、中国語、韓国語等といった他言語を母国語として、また第二言語として用いておられる保護者の方々がおられます。その方々にご協力いただき、「International Book Week」と題し、5日間、英語・ドイツ語・ロシア語・オランダ語で絵本の読み聞かせをしていただきました。

 ドイツ語・ロシア語・オランダ語は初めて間近で聴く子どもたちが多く、言語の持つ独特な音やその音の美しさに聴き入りました。今回は保護者だけでなく、音楽科の教員もドイツ語で読み聞かせをしてくれました。

 日本語訳をとおして、それぞれの国の文化にも触れました。

 英語だけでなく他言語への興味、また、まだ知らない国々にも関心を寄せる機会となればと思います。

 

「小さな平和への情熱」

校長 平田 理

 

 

 

 

 今年のノーベル平和賞は「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」が受賞し、核廃絶への長年の取組みや姿勢が再注目され、評価されています。授賞理由の背景には、核兵器利用の危機を意識せざるを得ない差し迫った状況がウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区、レバノン、イランへと広がりつつあるからと言われます。被団協の活動を長く支えてきた代表委員、田中熙巳(92)さん、箕牧智之(82)さんらは「ガザの子どもたちと原爆孤児が重なった」「この受賞はスタートだ」世界のこの状況は「全人類が被害者候補になっている」と危機感を募らせたコメントを出しています。

 イラク出身のナディア・ムラド(2018年ノーベル平和賞受賞者)は、レバノン出身のアマル・クルーニー弁護士と共に、イラクでの小さな平和と人権を取り戻すために、地域に住む女性への職業訓練や社会的地位向上のために活動を続けている人権活動家です。紛争地や戦禍での人権蹂躙、ジェノサイド(大量虐殺)の撲滅を目指して、自らの体験を語り、支援を続けています。故郷の女性の窮状を改善するために、二人の女性は、自分たちのできることを駆使して発言し、支援し、協力を広げ、小さな平和を取り戻す活動を進めているのです。(アマル・クルーニーは人権擁護活動に取り組む国際弁護士で、ハリウッド映画スター、ジョージ・クルーニーの妻、双子の母親)

 クルーニー弁護士はムラド女史を「この時代にふさわしいリーダーで、美しい魂の持ち主」だと賞賛しましたが、ノーベル賞受賞のように社会的な評価を受け無くとも、多くの地域、社会、国々で小さな平和を取り戻すために日夜、情熱をもって奮闘し、活動している「美しい魂」を持つ人々の存在を忘れてはなりません。

「あなたがたの他人を苦しませる能力に対して、私たちは苦しみに耐える能力で対抗しよう。あなたがたの肉体による暴力に対して、私たちは魂の力で応戦しよう。どうぞ、やりたいようになりなさい。それでも私たちはあなたがたを愛するであろう。」不正な法律や体制、暴力や理不尽な差別に対して、「愛すること」で対抗すると述べた、マルティン・ルーサー・キング牧師の言葉を胸に刻みたいのです。平和や幸福が簡単に脅かされる時代に生きる私たちひとり一人も、小さな平和への情熱を新たにしたいものです。(『キング牧師の言葉』コレッタ・スコット・キング編より)

 

 

 

 

 

学校紹介「校長挨拶」はこちらをご覧ください

2年生 いのちの授業

 三育学院大学看護学部の東京校舎(杉並区天沼)において、2年生へ「いのちの授業」を実施していただきました。

 「赤ちゃんはどこから来るの?」、妊娠している「お母さんのお腹の中はどんな感じ?」、「私たちの心臓はどんな働きをしているのかな?」など大学の先生方が授業をしてくださいました。

 新生児3,000gの赤ちゃん人形を抱っこしたり、その赤ちゃんの着替えやおむつ替えをしたり、聴診器で心臓の音を聴いたり、自分の腕で脈をとったり、様々な体験をしました。

 子どもたちからたくさんの感想がきかれました。

「こんなふうにお腹の中で成長したんだな。」「首がぐらぐらするから抱っこが大変だな。」「産まれたときはこんな重さだったんだね。」「おむつ替え、難しいな。」「洋服を着せるのも難しいよ。どこに腕を入れたらいいかわからないよ。」「お腹の中にいた時は頭が下だったんだ。知らなかった!」

「自分の心臓の音、初めて聴いたよ。」「脈をとるのって難しいなあ。腕を押してもわからないよ。あ!ここだ!どくどくしているよ!」

 私たちを創造し、いのちを与え、成長を助けてくださっている神さま、そして日々身の回りのすべてに関わってくれているお家の人に感謝する授業でもありました。

 

詩編139編13~16節(リビングバイブル)

「神は、精巧に私の体のすべての器官を造り、

 母の胎内で組み立ててくださいました。

 こんなにも複雑かつ緻密に仕上げてくださったことを感謝します。

 想像することもできないくらい、すばらしいことです。

 あなたのわざは驚くべきもので、

 私にはとうてい、理解することはできません。

 だれも立ち入ることのできない場所で

 私が組み立てられた時、

 あなたはそこにおられました。

 生まれる前から、まだ呼吸を始める前から、

 あなたの目は私に注がれ、

 私の生涯にわたるご計画も、

 練り上げられていたのです。」