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2年生 生活科と国語 町たんけん

 2年生の生活科の授業では、学校の芝生の手入れでお世話になっている園芸店と地域の人気のお蕎麦屋さんへの訪問と、学校の周りには何があるのかを2日に分けて探しに行きました。

 訪問するお店への事前準備として、一人ひとりがあらかじめ質問したいことを考えました。また、歩く時の交通ルールや、お店の人に気持ちよくお話ししてもらうにはどうすればよいかなどを話し合い、確認しました。

 

 園芸店では、お店に売られているたくさんのお花について質問し、答えに対して思ったことを書いてみました。

■「お店は何年やっていますか?」⇒「40年以上です」⇒「すごいと思った」

■「何色のお花が多いですか?」⇒「黄色です」⇒「ピンクや白の花が多いと思ったら、黄色系の花が多くてびっくりした」

■「お薦めはどれですか?」⇒「オリーブやミニトマトです」⇒「食べ物もあるんだと思った」

3人のお店の方が子どもたち一人ひとりの質問に丁寧に答えてくださり感謝でした。

 

 お蕎麦屋さんでは

■「何年営業していますか?」⇒「60年です」⇒「パパの歳よりも長いと思いました」

■「人気メニューは何ですか?」⇒「天ぷらそばです」⇒「天ぷらそばをたべてみたいとおもいました。次はかぞくで行ってみんなにもたべてもらいたいです」

■「最高何人来ましたか?」⇒「200人です」⇒「200人も来てすごいです」

 人気のお蕎麦屋さんなので、朝早くから準備され、おいしいお蕎麦をたくさんの人にたべてもらうためにお仕事をされていることがよくわかりました。

 

 学校周辺では、見た目の異なるポストやマンホール、点字ブロック、消火器、地域の防災倉庫などを見つけました。また古く武蔵野を思わせる千川沿いも歩いてみました。

 

 国語では「こんなもの見つけたよ」の授業のなかで、町たんけんについての作文を書きました。一人の作文を紹介します。

 

「イソトマの花」

 ぼくが今書くことはお花やさんのことです。お花やさんでしつもんしました。

「ぼくみたいなお花はありますか。」

とききました。てんいんさんがこたえてくれました。

「あなたがすきな花をえらんだら。」

と言われたのでえらびました。それではっけんしたのがイソトマの花です。

 イソトマの花は、どうろの近くにありました。色はむらさき色でした。かずは14まいでした。大きさは、かおのはなぐらいでした。形は星みたいでした。はっぱはギザギザしていました。

 イソトマのおはなしを聞くと、

「このお花はにん気ですよ。」

と言われました。ぜひみなさんも見にいってください。

 

 実体験をとおして書かれた「見たこと」「聞いたこと」「思ったこと」の作文は生き生きしています。2学期以降もこのような体験学習をとおして、心を耕し、表現する力を磨いていきます。

6年生 家庭科 調理実習

 6年生が学校の畑で収穫したじゃがいもは、調理実習で使いました。

 しっかり洗って、4等分にし、蒸し、皮をむきました。蒸したばかりの熱さと薄い皮むきを根気よく行い、リンケッツ(大豆から作ったソーセージタイプの製品:系列の食品会社・三育フーズ製)と一緒に炒めました。

 じゃがいもの外側はカリカリと香ばしく、内側はほくほくと甘みがあり、「おいしい、おいしい」と連呼しながら感謝していただきました。

 神様が創造された食物の成長を観察し、収穫したものを食するという一連の体験ができたことは子どもたちにとって大きな喜びでした。

 6年生が神様への感謝のしるしとして取り分けた収穫量の十分の一は、調理して、礼拝日の昼食時に教会の皆さんと共に、おいしくいただきました。

 聖書には

「あなたは、毎年、畑の種を蒔いて得る収穫物の中から、必ず十分の一を取り分けねばならない。」(申命記14章22節) 

とあり、聖書を覚えて6年生が実行してくれたことに、教会では驚きとうれしさと、神様への感謝であふれました。

 

 家庭科だけでなく聖書にも触れ、実行できたことは、自分たちだけでなく周りの人々にも喜びを広げ、それがさらに自分たちの喜びを何倍にもしてくれることを実体験したのです。これは他の教科でも同様であり、私たちの学校だからこそできる学びの深さです。またこのことは他の学年にも良い学びとして影響を与えることでしょう。

*今回の調理実習では、「炒める」学びでしたので、キャベツ・人参・ピーマンの炒め物、スクランブルドエッグも作りました。

児童会の「エコキャップ運動」の取り組み

 「エコキャップ運動」の目的は、リサイクルの促進、CO₂の削減、売却益で発展途上国の医療支援です。

 

 私たちの学校では、限られた資源を有効に活用することを考えたり、未来の環境のことを考えたり、世界中の子どもたちの命のことを考えたりすることを目的に、児童会や委員会を中心に「エコキャップ運動」に取り組んでいます。

 

 今年度は4月から2か月で45Lの袋がいっぱいになり、昨年度までの収集を合わせると8袋になりました。さらなる運動促進のために通信やポスターを作成し、全校児童と保護者の皆さまにもご協力をお願いしています。また保護者会総会では児童会役員が直接保護者にアピールし、活動の報告をしています。

 今年度中には、推進協会に送ることができそうです。

 

「Yes, I know」

校長 平田 理

 

 

 

 英語科の授業を見学していると、様々な光景を観察し考えさせられる場面に遭遇します。母語ではない言葉を習得することの楽しさと共に難しさ、文化や習慣の違いを少しずつ理解していくことも言語学習には必要な「学び」であることがわかります。映画などの字幕を翻訳される方の訳し方、同時通訳の訳し方、国際会議などでの訳し方にはご苦労が多いのだろうと推察されます。可能な限り正確に、意図を汲んで、適切な語句を選択しつつ、翻訳する必要がありますから、単純な言葉でも「翻訳力」が試されるのではないでしょうか。


 「Yes, I know.」はどのように訳されるでしょうか?中学生であれば「わたしは知っています。」を即答できるでしょう。確かに教科書の中ではそれが「正解」かも知れませんが、映画や小説の翻訳、日常会話の通訳では中々簡単に訳すことができないことがあります。主語「I」は私、ボク、オレ、おら、おいら、せっしゃ、わし、うち、てまえ・・・主体を表現する言葉に違いがあり、年齢や性別、時代や階層、前後の会話によって「主体」の訳し方が変わり、その訳された「言葉」によってイメージさえ異なってしまいそうです。更に日本語では主語を省略して会話が進む場合があるので「わかってる」「あぁ」だけでも翻訳が成立します。


 学校や教室内での子どもたちの発言の中にも「翻訳」が必要な場合があります。言語表現の上では共通理解できるのですが、本人の心情と文字や言葉との落差があったり、表面的な意味だけで伝えられたりしている場合もあります。「おれはわかっているぜ!!」の言葉とは裏腹に「理解できない怖さ」への強がりである場合もありますし、「わかった気がする」場合もあります。心を動かして聴いていると、言葉の意味に隠されている本意や子どもたちの心情が透けて見えることもあります。聖書の中に「主の言葉を聞け」と訳されている言葉があります。英語では「give ear to the word of the Lord」で、「give ear to~:耳を傾ける」です。心を尽くして耳を傾けるとは、「耳を与える」聴き方なのかもしれません。神様は私たちの将来や希望について「Yes, I know: よく心に留めて」おられるのです。


「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」

                                      (エレミヤ書 29章11節)

 

 

 

 

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