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10/1(火)より2025年度入学の為のAO・第一期入試の願書受付開始

10月1日(火)よりAO・第一期入試の願書の受付を開始します

 

【本校持参による願書受付時間】

下記時間内に提出書類と入学選考料を添えてご提出ください

月曜日~木曜日 9:00~16:00

金曜日     9:00~14:00

※土曜日、日曜日、祝日は除く

 

 

【郵送による願書提出方法】

予め入学選考料をお振込みの上、下記の 1.提出書類と 2.角2封筒 を同封し、締め切り日厳守で、簡易書留速達にてご郵送ください

1.提出書類

 ①入学願書(本校指定用紙)

 ②出願時添付書類(本校指定用紙)

 ③健康診断書(本校指定用紙)

 ④合格通知用封筒(本校指定封筒)

 ⑤AO入試希望者は幼稚園・保育園・幼児教室等からの推薦状が提出可能(本校指定用紙) 

2.本校から返送するための受付票・領収書用角2封筒(ご家庭で角2封筒をご用意の上、宛名を明記し、簡易書留速達代として730円切手を貼付してください)

 

 

◆AO入試願書締切  本校持参 10月31日(木)

           郵  送 10月30日(水)必着(簡易書留速達便)

◇AO入試試験日   11月3日(日)

❖AO入試合格発表  11月4日(月)郵送

 

 

 

◆第一期願書締切   本校持参 11月  7日(木)

           郵  送 11月  6日(水)必着(簡易書留速達便)

◇第一期試験日    11月10日(日)

❖第一期合格発表   11月11日(月)郵送

 

 

願書は引き続き配付しています

志願者お一人1部(無料)郵送いたします

*郵送をご希望の場合

こちらからお申し込みをお願いします

 

 

*事務室でもお受け取りが可能です

【受付時間】

月曜日~木曜日 9:00~16:00

金曜日     9:00~14:00

※土曜日、日曜日、祝日は除く

志願者お一人1部・無料です/2部以上は1部500円です

 

「職分:すくぶん」

校長 平田 理

 

 

 

 

 「すくぶん」という沖縄のことば(しまくとぅば)があります。「職分:すくぶん」は、使命や責任を意味する言葉ですが、いつの時代も、困難な状況にあっても責務に忠実な人がいて、その仕事や領域の礎を築いて来られたことがわかります。

 

 「沖縄のナイチンゲール」と称された、眞玉橋ノブ(まだんばしノブ:1918⁻2004)さんの戦中、戦後の働きを伝える絵本「すくぶん」を読みました。第二次大戦の激戦下で、沖縄のひめゆり学徒隊の女学生たちを率いて南風原壕内の病院を切り盛りした看護師です。戦後の沖縄は、戦争でたくさんの医師や看護師を失ったため、看護や医療をゼロから立て直す必要があり、奇跡的に命を取り留めた眞玉橋さんたちは、沖縄県下の看護教育や病院の医療活動再開のために力を尽くしました。とりわけ、東西1000㎞を超える離島の保健医療には多くの人材派遣が必要でしたから、米国政府や日本政府への派遣要請や法改正のために奔走され、多くの人々の命が救われました。

 

 1985年5月、看護師に与えられる世界最高の栄誉賞「フローレンス・ナイチンゲール記章」が沖縄出身者では初めて眞玉橋ノブさんに贈られ、沖縄の看護や保健、医療の歴史に光を加えました。

 

 4月から沖縄の平和学習を積み上げて修学旅行に参加した6年生は、戦争の爪痕が深く残る現地での見聞を通じて何を感じ、何を心に留めてこれからの人生を歩んでいくのでしょうか。終戦から79年の歳月が流れましたが、「戦後」とは言い切れない、「平和」で平穏な日常が戻ってきたとは言い難い現状を忘れてはなりませんし、知らないふりはできません。夫々が人生の歩みを進める中で、置かれた状況の中で最善や最適を考え続けて、自分が担うことができる平和を為し続ける生き方、「すくぶん」を目指して欲しいものです。

 

 「Vocation:ヴォケーション」は一般的には職業を意味する英語ですが、「(神様からの)声:voc」+「にする:ate」「こと:ion」という語の構成から「神様から告げられたこと」という意味もあり、しばしば「召命」とも訳されることが多い言葉です。将来、どんな仕事に就くとしても、それが神様から与えられた「職業:天職」であり、ひとり一人が神様からの「召命」に応えて、与えられた人生や時間を用いる「使命」に生きることが大切なのです。人は誰でも、生まれた時から役割や使命を与えられています。あなたの「すくぶん」はなんですか?

 

「わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです。」(コリントの信徒への手紙一15章58節)

 

 

 

 

学校紹介「校長挨拶」はこちらをご覧ください

3~4年生 社会科見学での学び

 3~4年生は、社会科単元の学びに合わせた内容で社会科見学に行きました。

 見学場所は、警視庁本部、羽田空港国際線ターミナル、中央防波堤埋立処分場でした。

 3年生は「安全なくらしを守る」の単元から「警察の仕事」について事前に学んでいきました。

 警視庁本部では複数の警察官が入口に立ち、警察官が仕事をしている姿を見て、緊張感がありました。

 「ふれあいひろば警視庁教室」では警察官の仕事を映像と共に解説してくださり、またタブレットを使った質問形式で楽しくわかりやすく学ばせてくださいました。

 また私たちに身近なところで、SNSを利用する際の注意点についても学ぶことができました。使い方を誤れば犯罪に巻き込まれること、また加害者にもなりえることを改めて知ることができ、大切な学びになりました(子どもたちの口数が一番少なくなりました)。

 その後警視庁創設以来の資料展示室「警察参考室」や「通信指令センター」をガラス越しに見学しました。「通信指令センター」は15分ほどの滞在でしたが、110番通報は常に発生し、その件数の多さに驚きました。1日のうち15秒に1回の割合で通報があり。1日の処理件数は5,000件に及ぶとのことでした。

 警察官の仕事ができる限り少なくなる社会になってほしいと感じた学びとなりました。

 

 羽田空港国際線ターミナルでは、様々な国の航空会社の出発カウンターがあること、世界の通貨を扱う両替カウンター等の説明を聞きました。また空港内を見学しながらニュースで度々耳にするインバウンド需要拡大の実態を目にすることができました。多くの外国人が出入国し、様々な国の言葉が飛び交い、国際線ターミナルの雰囲気を感じました。

 空港展望デッキでは、日本の航空会社の飛行機だけでなく、外国の飛行機も頻回に飛び立っていきました。国際線のハブ空港機能としても重要な役割を果たしていることがわかりました。

 

 4年生はすでに「ごみ処理と再利用」の単元でごみ問題について学習していましたが、実際に中央防波堤埋立処分場に行き学べたことは有意義でした。

 「学習ホール」でごみの収集から最終処分までの流れを映像と共に解説してもらいました。埋め立て地は海に向かってどんどん広げて良いのではなく、船の航路があるので、埋め立て地は決められていること、50年後には埋め立て処分場はいっぱいになり、その先の埋め立て処分場は決まっていないこと、そのために私たちができることは何かを具体的に考える学びでした。

 その後、広大な埋め立て処分場を1時間かけてバスで見学しました。

 毎日約1,000トンのごみがこの場所に運び込まれると聞き、50年後、行き場のなくなったごみをつくり出さないようにするにはどうしたらよいのか、考えさせられました。

 その取り組みとして「3R」があることを教えてもらいました。Reduce(リデュース・ごみとなるものを減らす)・Reuse(リユース・使えるものは繰り返し使う)・Recycle(リサイクル・資源として再利用する)でごみが減らせることを学びました。この3Rの中で一番大切なことはReduce・ごみを減らすことで「ご飯は残さず食べる」「お買い物に行ったらマイバッグを使う」「最後までものを大切に使う」「無駄な買いものはしない」といったことがすぐできると分かりました。

 

 帰りのバスの中では、バス席の隣り同士で各見学場所での学びを振り返り、また担任の先生からは今日の学びの質問をしてもらい、しっかりと記憶にとどめました。また家に帰ったらお家の人にも学んだことを話し、特にごみについてはお家でも早速取り組めるので実行しよう、となりました。担任の先生も「いつもマイバッグを持っているよ」と見せてくれました。

 

 学びを終えた3~4年生には早速その効果が出ています。

 掃除中に、「このトイレットペーパーはリサイクルされたものかな」「このごみはどのように分別する?」「まだ使えるね、捨てないよ」

 

 点のように思える様々な学びが組み合わされ、気づきが生まれ、さらなる学びとなり、それがやがて線となって子どもたちが目指す道になってほしいと思います。

 

防災訓練を実施しました

 避難が必要な大きな地震が発生した際に備えて、石神井消防署のご協力を得て、防災訓練を実施しました。

 毎年実施していますが、特に今年は8月8日に発生した日向灘を震源とする地震によって、「南海トラフ地震臨時情報」が初めて発令されました。改めて大地震にどのように備えるのかを国や自治体はもとより、一人ひとりが考えさせられる時となりました。

 事前学習や訓練によって体験したことが、学校だけでなく学校外で地震が発生した時に、何をしたらよいか・どう動いていいかわからないではなく、必要な行動や必要な声かけができる子どもであってほしいですし、そのための訓練でした。

 たとえ小さな者であってもできることがあり、みんなのいのちを守り、助け、救うこともできることを今回の訓練を通して改めて確認することができました。

 訓練の内容は、起震車による大きな地震の体験、煙体験、初期消火体験、AEDを含む応急救護訓練でした。

 地震発生からグランドに避難するまでの行動は、「騒がず、慌てず、落ち着いて、速やかにできました」と消防署の方から評価していただき、「大きな災害が起きた時の良い備えになるよう訓練しましょう」とお話しくださいました。

 子どもたちの感想です。

起震車体験

「大きな揺れで怖かった」「足が震えた」「立っていることはできないことがわかった」

煙体験

「煙が激しくて前が見えなかった」「けむたくて息苦しかった」

初期消火体験

「消火器の水の勢いがすごい!」「消火器が重たかった」「消火器の使い方を知ることができて良かった」

応急救護訓練

「胸部を押し続けるのは力がいるし大変だった」「AEDが学校のどこにあるかもう一度確認しよう」「AEDの使い方を教えてもらってよかった」「AEDを使う時は音声で教えてくれるから安心した」

 

 聖書には次のとおり記されています。

「善を行い、良い行いに富み、物惜しみをせず、喜んで分け与えるように。真の命を得るために、未来に備えて自分のために堅固な基礎を築くようにと。」(テモテへの手紙一 6章18、19節 新共同訳)