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「西武線沿線 私立小学校合同相談会2025」開催(2025年1月26日)
5年生 大根の収穫
エディブルスクールヤードの取り組みとして9月に袋栽培で始まった青首大根。
虫がつかないようにカバーをかけたり、そして外したり、間引きしたり、5年生は大根の成長を見守ってきました。10月になってもまだまだ暑い日が続いたので、成長が心配されました。水をやる時間帯にも気を遣いました。
11月に入ると、だいぶその時期らしい気温に落ち着いてきて、安心して大根の成長観察ができました。
12月、冬らしく、霜も降りるようになった頃、収穫の時を迎えました。一人ひとりゆっくりと引き抜きました。引き抜くのに力が必要かと思われましたが、意外とするっと抜けました。小さめのかわいらしい大根あり、太く重たく大きな大根もあり、「お~立派!」「かわいい大根」など引き抜くたびに歓声があがりました。
虫よけカバーをした効果があり、大きくきれいでやわらかな葉がつき、早速収穫したばかりの葉をゆでで、醬油と砂糖で炒めて食べました。「大根の葉っぱ、おいしい!」
「先生、おかわりしたい」子どもたち皆の感想です。
2学期の家庭科授業では、大根の観察とあわせて、種類についても学んできました。
地域の野菜として練馬大根は全国的にも有名ですが、市場に出回らないほど幻の野菜となっています。地中奥深く根を張るため収穫するには大きな力を必要するので、生産者が減少した経緯があるのです。しかし現在は伝統野菜として普及活動が進んでいることを知りました。
山一つ越えると気候風土により大根の種類が変わると言われるほど、100種類以上の大根があることも学びました。また意外なことに大根は在来種ではなかったこと。しかし世界の中で日本が一番大根を食べていることも知りました。
日本で栽培されている大根で一番大きいのは、桜島大根。世界一重たい大根としてギネスブックに登録されるほどです。また、守口大根は長さ1メートル以上にもなる世界一長い大根で、主に漬物として利用されていること、その他、赤い大根、辛み大根、これからお正月に向けて出回る三浦大根など、様々な形、色、大きさがあることにみんな驚きました。そして大根は日本の代表的な野菜の一つであり、英語で「DAIKON(ダイコン)」として通用するほどだと知りました。
3学期には収穫した大根を調理します。
3年生 味噌つくり
5月に鉢に種を植えた大豆。今年は暑い日が多かったこともあり、子どもたちは登校するとペットボトルを利用したじょうろを持って畑に走り、毎日熱心に水やりをしました。夏には青々と大きな葉を茂らせ、実をつけ、11月に収穫しました。
その大豆を使って味噌つくりをした3年生です。
あらかじめ水につけてふやかしておいた大豆を3時間茹で、柔らかくゆであがった大豆を袋に入れ、粒感がなくなるまで手ですりつぶしました。米麹と塩をよく混ぜ、その中にペースト状になった大豆を入れ、さらによく混ぜました。おいしい味噌を作るコツは米麹と塩、大豆がしっかりと混ぜ合わさることです。
子どもたちには少し衝撃のあった米麹の匂いでしたが、「おいしくなれ、おいしくなれ」と一生懸命に混ぜ合わせました。
しっかりと合わさったのを確認し、味噌容器に空気が入らないように球状にして、端々まできっちりと詰めていきました。6カ月間寝かせたら味噌となります。
子どもたちの感想です。
「大豆をつぶすのが大変だったけど、味噌つくりは楽しかった。」
「大豆をつぶすのに、力加減が難しく大変だった。」
「味噌つくりは簡単だったから楽しかった」
今回、お家でも自家製味噌が作れるかも!と思った3年生でした。
普段、5~6年生が使用している家庭科室での味噌つくりでした。三角巾とエプロンをして初めての調理実習となり、とにかくうれしさいっぱい、少し興奮気味でしたが、テーブルや床に散らばった大豆など、しっかりきれいに掃除ができました。また使った調理器具も積極的に洗うことができ、頼もしい3年生たちでした。
味噌ができあがる6か月後は4年生になっています。どんな味の味噌になるのか、容器を眺めながら想像を膨らませニコニコしていました。
種から芽を出し、成長させ、収穫に至らせてくださった神様。
子どもたちも神様が日々成長させてくださり、個性を輝かせ、深みを増し加えてくださいます。4年生になった時の子どもたちの成長も楽しみにしたいと思います。
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。」
新約聖書 コリントの信徒への手紙一 3章6,7節
校長通信を更新しました
月1回程度のペースで、校長 平田 理 が「校長通信」を掲載しています。
今回のタイトルは「愛し、愛し抜かれた」です。