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運動会を実施しました

 子どもたち、ご家庭そして教職員は運動会のためにたくさんお祈りしてきました。

 そして無事に運動会を終えることができました。

 暑すぎず、少し曇り空の中、心地よい風も吹き、運動会日和となりました。

 2024年度運動会テーマ「みんなに感謝して 全力で楽しむ運動会!」のとおり、1か月にわたって本格的に練習してきた成果を十二分に発揮できました。大いに楽しみ、そして共に力を出し合い、支え合い、祈り合い、励まし合い、互いを理解し合い、補い合ってきた仲間に感謝しました。

 運動会の練習が続く中、疲れを感じる子どもたちも中にはいましたが、健康を気遣い、おいしいお弁当を作り、少し弱気になった心に寄り添い、励ましてくれた家族にも感謝しました。

 運動会に向けて、学年の一致、学校全体も一致しました。

 勝ち負けではなく、最後まであきらめずに頑張ったそれぞれの健闘をたたえあいました。

 「やりきったあ!!」と言った子どもたちの顔は、輝いていました。

 お家の人たちとの親子競技も楽しみました。

 朝から気合たっぷり、しっかりと運動ができる服装でいらしてくださった保護者の方々、ご家族、そして卒業生参加の競技は、子どもたちの大声援の下、大いに盛り上がりました(教職員は「お怪我しませんように」と祈りつつ皆さまを応援しました)。

 保護者の皆さまや、系列校で千葉県にある「三育学院中等教育学校」の先生と生徒の方々、「三育学院大学看護学部」の先生と大学生の皆さんも運動会のために惜しみなく力を注ぎお手伝いくださいました。ありがとうございました。

 「みんなに感謝して 全力で楽しむ運動会!」

 閉会式では、みんなの思いを一つにし、素晴らしい一日与えてくださり、運動会に至るまでのすべての時間を守り、整えてくださった神様に、心からの感謝をみんなでおささげしました。

6年生と5年生 家庭科と図工科の「いのち」の取り組み

6年生

【家庭科】6年生は5年生の3学期に、グランド脇の畑の一角にじゃがいものタネイモを植えつけました。現在順調に成長しています。収穫は梅雨入り前の6月上旬で、そののち家庭科調理実習においてじゃがいも炒めをします。

 

【図工科】5月10日の「コットンの日」に合わせて、綿と紅花の種を蒔きました。現在小さな芽が出ています。紅花は8月に、綿は12月上旬に刈り入れし、それぞれドライフラワーにする予定です。多く収穫が得られれば、紅花の花を使って、綿の染色も試みる予定です。

 

5年生

【家庭科】【図工科】

ハーブのカモミールを育てています。秋には乾燥させてハーブティーを作ります。

 

神様が創造された自然の中で、子どもたちが共に植物を育て、食したり活用したりすることを通して、神様が「いのち」を生み出され、私たちがその「いのち」に生かされ、また神様に「いのち」を託されていることへの感謝の体験をすることを目指しています。この取り組みは、子どもたちの心の成長を促すものでもあります。

 

今はまだ小規模ですが、「エディブル・スクールヤード」の本格的な実践を目指しています。

1年生と2年生の観察日記

 1年生と2年生の「生活」の時間では、1年生が「あさがお」、2年生は「ミニトマト」を育てています。

 先週、1年生は鉢に土を入れ、種を蒔きました。毎日「まだかな、まだかな」「今日こそ芽が出ているかな」と心待ちにしながら、登校した後にすぐに鉢を見て、水をやり、眺めていた1年生。早速「あさがお絵日記」を始めました。そして、ついにかわいい小さな芽が出始めました。何色のあさがおが何個のお花をつけてくれるか今から楽しみにしています。

 

 2年生も一人ひとりのミニトマトの成長は順調です。「ミニトマトの絵日記」も始めています。1年生と同様に毎朝水をやり、葉が増え大きくなっていく様をじっくり観察しています。丸々とプリッとした真っ赤なミニトマトがどんなふうに実をつけ、いくつ実ってくれるのか、わくわくしています。

 

 今日は1年生と2年生は合同で、きれいに整えられた畝に、さつまいも(紅はるか)の苗を一人ひとりが丁寧に植えつけました。指導は校長先生です。

 

 神様が雨を降らせ、太陽の光を注ぎ、成長に必要なものをすべて与えてくださいます。

 あさがおとミニトマトの成長と共に、さつまいもがどんなふうに育っていくのかを観察しながら、秋のお芋掘りを楽しみに待ちます。

「神のなされることは皆その時にかなって美しい。」 旧約聖書 伝道の書 3章11節

「共励 たがいにはげます」

 校長 平田 理

 

 

 

 5月に入り、恒例の運動会に向けて様々な練習が始まり、夫々の学年毎に、全体でも熱心に取り組んでいます。特に学年種目では互いに励まし合い、声をかけ合って練習しています。厳しく、否定的な言葉が飛び交うこともありますが、「大丈夫!大丈夫!」「それでいいよ」「うまいうまい」「もっとできるよ」と励ます言葉が多く聞かれ、和やかな空気が流れています。子どもたちに手を振りながら、遠目に眺めて楽しんでいます。

 

 「縁上回:えんじょうかい」耳慣れないこの言葉は脳内の領域を示す名称で、頭頂葉と側頭葉のつながるところにあります。頭頂葉の働きは膨大ですが、「ものを知り、ものに働きかける、他者を知り、やりとりする、自己を知り、未来の行動や計画に生かす」働きを司っているそうです。更に興味深いことに、この領域には、誰かに共感を示さずに自己中心的になるとその是正を促す機能までも、「生来的に備えられている」というのです。

 

 「他者を知り、向き合う力、他者の立場を理解しようする力」、いわゆる「共感力」は、家族とのやりとりや集団生活での経験によって学ぶ、社会心理的な力ですが、脳神経に備えられている機能を刺激し、呼び覚ます力とも言えそうです。

 また脳内では、誰かが痛みを感じている様子を観ていると、自分のことのように痛みを感じる、「情動伝染」と呼ばれる現象が起こることが知られています。最近では東京大学定量生命科学研究所の奥山輝大准教授らの研究グループ(英国科学誌Nature Communications 2023)によって、「自分と他者の感情の情報を同時に持って表現する神経メカニズム」の存在が確認されています。言い換えれば、「自分と他者の感情の境界が無くなる状態」にする細胞が「誰かをわかろうとする力」を生み出していそうです。

 

 私たちの大脳に備えられた「共感力」は、脳の働きを実際の行為に至らせるために、欠かせない働きも担っているようです。分子発生生物学者 ジョン・メディナ博士(米国ワシントン大学医学部生体工学科)によれば、「脳は生存を第一目的として働いているので、他者との関係を必要としています。」「生きるため」に脳が備えている機能が発育・発達するには、誰かとの関わりが必要なのです。

「ですから、あなたがたは、現にそうしているように、励まし合い、お互いの向上に心がけなさい。」(テサロニケの信徒への手紙一 5章11節)と、聖書は勧めるのです。

 

 

 

 

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