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6年生 沖縄へ 修学旅行 1日目 ②

旧海軍司令部壕見学

 沖縄修学旅行の目的の中心、平和学習がスタートしました。

 初めに旧海軍司令部壕を見学。今年は見学前に学芸員の方が沖縄戦や旧海軍司令部壕について、分かりやすく教えてくださいました。

 司令部として使用された防空壕には、幕僚が自決した手榴弾の破片の跡や、鶴橋で掘った筋の跡が今でもくっきりと残っており、戦争の悲惨さを物語っていました。

6年生 沖縄へ 修学旅行 1日目 ③

ひめゆりの塔・ひめゆり祈念資料館見学

 私達と同じように学校に通い、友達と共に学び遊んでいた女学生たち。年齢も小学6年生とわずかしか変わらない女学生たち。

 しかし、沖縄戦によって生活は一変し、沖縄陸軍病院に動員されます。戦争は、女学生たちの想像とは全く違い、陸軍病院での活動は命がけで心身を疲弊させていきました。

 児童がひめゆり学徒隊の方々の証言動画や手記を、真剣な眼差しで見聞きしている姿が印象的でした。

*資料館の中は撮影禁止となっております。

6年生 沖縄へ 修学旅行 1日目 ④

平和祈念公園・平和祈念資料館見学

 修学旅行1日目の最後の見学場所は、平和祈念公園と平和祈念資料館。

 旧海軍司令部壕、ひめゆりの塔、沖縄平和祈念公園、沖縄平和祈念資料館を見学し、戦争の悲惨さ、平和の大切さを強く感じました。

 証言動画や資料写真を見る中で、「戦争を昔の出来事と思わずに自分ごとでもあると考えて、身の回りから平和を創り出していきたと思いました。」や「資料画像や動画を見て戦争の恐怖と悲惨さを実感し、平和の尊さが貴重であると思いました。」と言う感想が子ども達から聞かれ、私たちと同じ人間の心を壊してしまう戦争の恐ろしさを、強く感じている様子が見られました。

 平和祈念公園では、世界の平和を願い、自分達の目の前に平和を創り出すことができるよう、全員で東京三育小学校ミッションステートメントを言い、最後に1分間の黙祷をしました。

 6年生一人一人が希望の光として、自分の足元から平和を創り出し、広げてほしいと思います。

 

1年生から6年生へ しおりのプレゼント

 1年生は入学時から初めて尽くしのことが多いため、約1か月間、6年生がバディとなって1年生の生活を助けます。

 例えば、制服で登校してから体操服に着替えること(脱いだ制服をきれいにハンガーにかけ、所定の位置に置きます)、ランドセルから教科書やノートを出し引き出しに入れ、連絡帳や宿題を先生に出すことなど、これらを始業時間までに整えるのは案外難しく、ルーティーンとして身に着くまでには時間を要します。児童礼拝では一緒にチャペルに行き、共に座り、礼拝する姿勢や聖書箇所を導きます。学年縦割りのグループに分かれてお掃除をしたり、活動もしたりしますが、その際にも1年生を6年生のバディが迎えに来てくれて、活動を助けてくれます。休み時間には一緒に遊んでくれることもあります。

 

 そんな6年生たちが、平和学習のために沖縄へ修学旅行に行っています。先週金曜日、1年生たちはお世話になっているバディさんたちのためにお祈りし、修学旅行でも使ってもらおうと、メッセージ付きの魚の形をしたしおりをプレゼントしました。

「べんきょうがんばってきてね。きをつけてね。」

「げんきでがんばってきてください。たのしんできてください。」といったメッセージです。

 そして、直接バディさんたちに渡すために6年生教室を訪問しました。

 1年生からの心のこもったプレゼントとお祈りに、6年生たちは満面の笑みで

「うれしいよ。ありがとう!」

「行ってくるね。」

「1年生のみんなも元気に過ごしていてね。」と声をかけていました。

 

 私たちの学校を訪問された方々が「子どもたちの中に家族のような関係性が見られますね」とおっしゃってくださるのは、学年を超えてお祈りし、互いに思いやる交わりの機会を数多く持っているからだと思います。

国際交流 大哺三育中等教育学校(香港)マーチングバンド来校

 国際交流プログラムとして、2016年の来校以来、8年ぶりに大哺三育中等教育学校(香港)からの生徒、先生方など総勢25名をお迎えしました。前回同様、今回もマーチングバンドの生徒さんたちで4曲演奏してくださいました。私たちの学校でも5~6年生が運動会でマーチングをするので、興味深く演奏を聴きました。

 

 上級生の英語の授業にも参加してくださいました。4~5年生合同にした授業では、リーダーや児童会役員と英語科の教員が英語を中心にリードし「島おに」で遊びました。またグループに分かれてお互いに英語で自己紹介する時間ももちました。

 6年生の英語の授業では子どもたちが選んだ国として、日本とインドの紹介を英語で行いました。

 

 さらに、全校児童と大哺中等教育学校の生徒のみなさんと先生方と一緒に「主われを愛す」を賛美しました。初めに子どもたちが日本語で賛美し、そして広東語で子どもたち、最後はみんなで英語で賛美しました。心を合わせて賛美できて子どもたちも生徒さんたちも、そして先生方もとてもうれしい気もちになりました。

 加えて子どもたちの広東語での賛美は、大哺三育中等教育学校の先生方にとても上手だったとほめられ、約1か月間、全学年が英語の授業の中で、英語と広東語と両方で「主われを愛す」を練習してきたので、大いに喜びました。

 

 大哺三育中等教育学校からプレゼントとして掛軸をいただき、私たちの学校からは、4~6年生が所属する図工クラブが制作した「もんきり」の手法をつかった切り紙と聖句を一人ひとりにプレゼントしました。

 図工クラブの子どもたちは、日本の伝統文化を知ってもらいたいと「もんきり」の説明も日本語と英語の両方でしました。

 

 お弁当の時間には、生徒さんや先生方が各学年に分かれて子どもたちと一緒に食べ、お昼休みもグランドで一緒に遊び、最後は全校児童でお見送りをしました。

 半日の短い時間でしたが、同じアジアの系列校との交流ができて感謝でいっぱいでした。

 世界に7800校以上の系列校を持つ三育のグローバル教育機関だからこそできる国際交流となりました。

 

プレゼントした聖句(英語)

We are all one ㏌ Christ Jesus. Galatians3:28 

(「あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。」ガラテヤの信徒への手紙3章28節)