1月17日は「防災とボランティアの日」です。1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で、災害時のボランティア活動の重要性が広く認識されたことから「防災とボランティアの日」が制定されました。
6年生は1学期の社会で「震災復興の願いを実現する政治」、2学期の理科で「土地のつくりと変化」の学習をしました。それらの内容に関連させて、1月17日(水)の社会・総合の授業では、災害に備えて「非常食」についての学習をしました。
6年生が生まれた2011年には東北地方太平洋沖地震が起こり、この時以降だけでも地震のみならず、津波、火山の噴火、豪雨、台風など災害大国であることを知りました。またそのたびごとに多くの方々が被災し、亡くなった方、いまだ行方不明の方々も多くいることを改めて学びました。
いつ起こるか予測できない災害に日頃からどのように備えるかを考える中で、まず、知っている非常食や非常食の条件を挙げました(高カロリーで保存性・栄養価が高い、簡単に作ることができる、アレルゲンが少ないこと、ゴミがあまり出ない、コンパクトなど)。
その上で、実際に学校で備蓄している非常食用のクッキーとフリーズドライご飯を試食しました。以下感想の一部です。
「非常食はおいしくないと思ったが、クッキーもフリーズドライご飯もおいしくて驚いた。」「だれでも食べられそうな味付けになっていた」「お湯だけで短時間で炊き込みご飯が食べられることに驚いた」「フリーズドライご飯は道具を使わず素手で開封できたし、作り方も簡単だった」「非常食を考えた人たちはかなり一生懸命考えたんだろうと思った。」
また自分にできることを考え、みんなで共有しました。
「いつ災害が起きるか分からないので、家でも非常食をしっかり備蓄しようと思う。」
「災害時の対応の仕方をシミュレーションしておいた方がいいと思った。」
「ほぼ毎年大きな自然災害が起こっていることにびっくりした。日頃から災害に備えておこうと思う。」
最後に能登半島地震で大切な家族を失った方々、困難な生活を強いられている方々を思ってお祈りしました。
今後は、災害時に被災した方々が求める支援は何か、その方々に自分たちは何ができるのかを学んでいきたいと思います。