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米メジャーリーガー・大谷翔平選手からグローブが寄贈されました
社会的にも大きな話題となっている米メジャーリーガー・大谷翔平選手からの3つのグローブが、ついに私たちの学校にも届きました。
朝礼時に校長先生から発表され、グローブと大谷選手の写真が全校児童の前で披露されると、大きな歓声が上がりました。
すぐにでもキャッチボールを始めたい子どもたちでしたが、混乱を避けるため、6年生から順番に使うことになりました。
大きさの異なる3つのグローブとお手紙も添えてくださった大谷翔平選手。
お手紙には、「野球が人生を豊かにしてくれたので、その喜びを未来を担う子どもたちと分かち合うために、グローブを贈ります。野球の楽しさを知ってほしい。」(抜粋)とありました。
大谷翔平選手がどのような思いで小学校にグローブを贈ったと思いますか?と子どもたちに聞いてみると、
「みんなが少しでも野球に興味を持つため。」
「こんなに楽しい野球をみんなにやってもらいたいから。」
「自分のように、野球や他の色々なことをとおして、夢や希望を抱くきっかけになってほしいから。」
「自分のように野球で得ている達成感を味わってほしい。何かに楽しんでほしいから。」
「全国の小学生の夢を応援するシンボルになるといいから。」
など話してくれました。
治療が順調に進み、大谷選手の気迫あふれる投球を早く見せて欲しいと願いますし、新しいシーズンもバッターに専念して大きなアーチを放ち、チャンスに強いバッティングでワクワクさせて欲しいです。
新しいチーム ロサンジェルス・ドジャースでのご活躍をみんなで応援していきます。
頑張ってください!大谷翔平選手
大谷翔平選手のストレートな熱い思いは、子どもたちがグローブに触れたり、野球をしたりするたびごとに思い起こされ、大谷翔平選手が思う以上の何かを生み出してくれると思います。
大谷選手からのグローブとお手紙に感謝します。
6年生授業:社会・総合/災害に備えて「非常食」についての学び
1月17日は「防災とボランティアの日」です。1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で、災害時のボランティア活動の重要性が広く認識されたことから「防災とボランティアの日」が制定されました。
6年生は1学期の社会で「震災復興の願いを実現する政治」、2学期の理科で「土地のつくりと変化」の学習をしました。それらの内容に関連させて、1月17日(水)の社会・総合の授業では、災害に備えて「非常食」についての学習をしました。
6年生が生まれた2011年には東北地方太平洋沖地震が起こり、この時以降だけでも地震のみならず、津波、火山の噴火、豪雨、台風など災害大国であることを知りました。またそのたびごとに多くの方々が被災し、亡くなった方、いまだ行方不明の方々も多くいることを改めて学びました。
いつ起こるか予測できない災害に日頃からどのように備えるかを考える中で、まず、知っている非常食や非常食の条件を挙げました(高カロリーで保存性・栄養価が高い、簡単に作ることができる、アレルゲンが少ないこと、ゴミがあまり出ない、コンパクトなど)。
その上で、実際に学校で備蓄している非常食用のクッキーとフリーズドライご飯を試食しました。以下感想の一部です。
「非常食はおいしくないと思ったが、クッキーもフリーズドライご飯もおいしくて驚いた。」「だれでも食べられそうな味付けになっていた」「お湯だけで短時間で炊き込みご飯が食べられることに驚いた」「フリーズドライご飯は道具を使わず素手で開封できたし、作り方も簡単だった」「非常食を考えた人たちはかなり一生懸命考えたんだろうと思った。」
また自分にできることを考え、みんなで共有しました。
「いつ災害が起きるか分からないので、家でも非常食をしっかり備蓄しようと思う。」
「災害時の対応の仕方をシミュレーションしておいた方がいいと思った。」
「ほぼ毎年大きな自然災害が起こっていることにびっくりした。日頃から災害に備えておこうと思う。」
最後に能登半島地震で大切な家族を失った方々、困難な生活を強いられている方々を思ってお祈りしました。
今後は、災害時に被災した方々が求める支援は何か、その方々に自分たちは何ができるのかを学んでいきたいと思います。
校長通信を更新しました
月1回程度のペースで、校長 平田 理 が「校長通信」を掲載しています。
今回のタイトルは「感謝と喜び:身にまとうもの」です。
「感謝と喜び:身にまとうもの」
校長 平田 理
新しい一年を迎えましたが、早々に自然災害や航空機事故が続き、多くの皆様の悲しみと痛みが増えてしまいました。被災者やご遺族には慰めと励ましを、支援や救援の任務に就く皆様の健康と安全を祈らずにはいられません。
更に全てにおいて明るい兆しを探し、多くの皆様が、社会が、世界が感謝と喜びの光を受けられるように心から願います。
和装(着物)は日本の伝統文化の一つです。「少なくとも1800年間も着られた民族衣装」とのことですが、現在、素晴らしい文化遺産としての魅力や支持はあるものの、日常的に利用される方は少ないです。帯締めや衣服管理に時間と手間がかかることや、明治以降の生活様式の激変が敬遠される最大の要因でしょうか。しかし、成人式や結婚式の礼装や正装、更には喪服(不祝儀)として特別な機会に着用されますし、袴や白無垢、黒留袖や振袖などの形(袖の長さ)や色づかい(模様や紋)で特別な意味を含ませるのが和装でもあります。更にお正月の晴れ着や夏場の浴衣は風物詩ですから、着用している人自身の気持ちも然ることながら、その場や空間に少なからず影響を与えます。
一方でまとっている人の雰囲気や仕草も気になります。衣服が醸し出す空気感も大切ですが、着物に込められた意味に相応しい姿勢や態度を身に着けておかなければ、外見ばかりの「借りてきた衣装」になりさがります。
翻って、自分の醸し出す雰囲気や生活態度が周囲に与える影響は如何なるものでしょうか。聖書にはキリストに倣う人の日常生活の指針が、使徒パウロによって具体的に記されています(コロサイの信徒への手紙3章12~17節)。
わたしたちは、先ず神様に選ばれ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着け、キリストが模範を示して下さったように、忍び合い、赦し合い、すべての絆の源である愛を身に着けよ、と勧められています。人はひとりで雰囲気を醸し出してみたところで、自分の存在意義を見出せません。他者が受け入れ、感じ、認められることで初めて肯定され、人と交わることによって教え合い、諫め合い、励まし合い、絆を結び、関わりを深めるからです。
人は祈ることが許されていますから、どんな時にも「感謝の念を抱き」、キリストの言葉を「喜んで実践」できれば、周囲に良い影響を広げるばかりか、「あらゆる人知を超える神にある平和が・・・心と考えを守る」(フィリピの信徒への手紙4章7節)と約束されています。
「感謝と喜びをまとう子ども」たちの成長を応援する一年にしたいものです。
学校紹介「校長挨拶」はこちらをご覧ください。