5~6年生 社会科見学での学び
5~6年生は社会科見学として、6年生の公民的学びである「最高裁判所」と5年生の日本の産業技術に関する学びを深めるために「科学技術館」に行きました
憲法の番人として全国の裁判所の頂点にある「最高裁判所」。警視庁庁舎も設計した建築家・岡田新一氏による花崗岩でできた威厳ある石造りの建物です。
その中でも年数回のみ開催される大法廷を見学させていただきました。円筒形の外光を取り込む高い吹き抜けがあり、判事席後ろには太陽を、傍聴席後ろには月をイメージする大きなタペストリーがかかっています。このタペストリーは裁判の活気と冷静さを表しているそうです。子どもたちは厳かな雰囲気の大法廷で緊張していました。
最高裁判所の果たす役割について説明を聞き、その後子どもたちの質問に答えてくださいました。
*「最高裁判所では何人の方々が働いていますか?」⇒「9,000人です」
*「最高裁判所には何人の女性最高裁判所判事さんがいますか?」⇒「3人です」
*「全国の裁判所には何人の女性判事さんがいますか?」⇒「500人です。全ての判事の約2割です。」
*「今年は大法廷で何件の裁判が行われましたか?」⇒「2件です。例年年間4件ほどです。」
「科学技術館」においては、現代から近未来の科学技術や産業技術に関する学びができるように、生活に密着した科学技術や産業技術がテーマ別に展示され、様々な体験ができました。
5年生は社会科単元「自動車産業」との関連で、自動車生産について、さらに環境や安全に配慮した未来の自動車について、ものづくりの視点から学習するので、体験的・視覚的な学びができ、これからの学習に生かすことができました。
また5年生も6年生も3年生の社会科単元「はたらく人とわたしたちのくらし」の継続的な学びをさらに深めるものでもありました。
日本の科学技術力が暮らしの中にどのように生かされ、日本の産業を支えているのか、世界の国々と協働して持続可能な社会へつなげていく開拓者・フロンティアである日本が、高い技術力をもって世界に大きく貢献していることも知ることができました。