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6年生 沖縄へ 修学旅行 1日目 ④

平和祈念公園・平和祈念資料館見学

 修学旅行1日目の最後の見学場所は、平和祈念公園と平和祈念資料館。

 旧海軍司令部壕、ひめゆりの塔、沖縄平和祈念公園、沖縄平和祈念資料館を見学し、戦争の悲惨さ、平和の大切さを強く感じました。

 証言動画や資料写真を見る中で、「戦争を昔の出来事と思わずに自分ごとでもあると考えて、身の回りから平和を創り出していきたと思いました。」や「資料画像や動画を見て戦争の恐怖と悲惨さを実感し、平和の尊さが貴重であると思いました。」と言う感想が子ども達から聞かれ、私たちと同じ人間の心を壊してしまう戦争の恐ろしさを、強く感じている様子が見られました。

 平和祈念公園では、世界の平和を願い、自分達の目の前に平和を創り出すことができるよう、全員で東京三育小学校ミッションステートメントを言い、最後に1分間の黙祷をしました。

 6年生一人一人が希望の光として、自分の足元から平和を創り出し、広げてほしいと思います。

 

1年生から6年生へ しおりのプレゼント

 1年生は入学時から初めて尽くしのことが多いため、約1か月間、6年生がバディとなって1年生の生活を助けます。

 例えば、制服で登校してから体操服に着替えること(脱いだ制服をきれいにハンガーにかけ、所定の位置に置きます)、ランドセルから教科書やノートを出し引き出しに入れ、連絡帳や宿題を先生に出すことなど、これらを始業時間までに整えるのは案外難しく、ルーティーンとして身に着くまでには時間を要します。児童礼拝では一緒にチャペルに行き、共に座り、礼拝する姿勢や聖書箇所を導きます。学年縦割りのグループに分かれてお掃除をしたり、活動もしたりしますが、その際にも1年生を6年生のバディが迎えに来てくれて、活動を助けてくれます。休み時間には一緒に遊んでくれることもあります。

 

 そんな6年生たちが、平和学習のために沖縄へ修学旅行に行っています。先週金曜日、1年生たちはお世話になっているバディさんたちのためにお祈りし、修学旅行でも使ってもらおうと、メッセージ付きの魚の形をしたしおりをプレゼントしました。

「べんきょうがんばってきてね。きをつけてね。」

「げんきでがんばってきてください。たのしんできてください。」といったメッセージです。

 そして、直接バディさんたちに渡すために6年生教室を訪問しました。

 1年生からの心のこもったプレゼントとお祈りに、6年生たちは満面の笑みで

「うれしいよ。ありがとう!」

「行ってくるね。」

「1年生のみんなも元気に過ごしていてね。」と声をかけていました。

 

 私たちの学校を訪問された方々が「子どもたちの中に家族のような関係性が見られますね」とおっしゃってくださるのは、学年を超えてお祈りし、互いに思いやる交わりの機会を数多く持っているからだと思います。

国際交流 大哺三育中等教育学校(香港)マーチングバンド来校

 国際交流プログラムとして、2016年の来校以来、8年ぶりに大哺三育中等教育学校(香港)からの生徒、先生方など総勢25名をお迎えしました。前回同様、今回もマーチングバンドの生徒さんたちで4曲演奏してくださいました。私たちの学校でも5~6年生が運動会でマーチングをするので、興味深く演奏を聴きました。

 

 上級生の英語の授業にも参加してくださいました。4~5年生合同にした授業では、リーダーや児童会役員と英語科の教員が英語を中心にリードし「島おに」で遊びました。またグループに分かれてお互いに英語で自己紹介する時間ももちました。

 6年生の英語の授業では子どもたちが選んだ国として、日本とインドの紹介を英語で行いました。

 

 さらに、全校児童と大哺中等教育学校の生徒のみなさんと先生方と一緒に「主われを愛す」を賛美しました。初めに子どもたちが日本語で賛美し、そして広東語で子どもたち、最後はみんなで英語で賛美しました。心を合わせて賛美できて子どもたちも生徒さんたちも、そして先生方もとてもうれしい気もちになりました。

 加えて子どもたちの広東語での賛美は、大哺三育中等教育学校の先生方にとても上手だったとほめられ、約1か月間、全学年が英語の授業の中で、英語と広東語と両方で「主われを愛す」を練習してきたので、大いに喜びました。

 

 大哺三育中等教育学校からプレゼントとして掛軸をいただき、私たちの学校からは、4~6年生が所属する図工クラブが制作した「もんきり」の手法をつかった切り紙と聖句を一人ひとりにプレゼントしました。

 図工クラブの子どもたちは、日本の伝統文化を知ってもらいたいと「もんきり」の説明も日本語と英語の両方でしました。

 

 お弁当の時間には、生徒さんや先生方が各学年に分かれて子どもたちと一緒に食べ、お昼休みもグランドで一緒に遊び、最後は全校児童でお見送りをしました。

 半日の短い時間でしたが、同じアジアの系列校との交流ができて感謝でいっぱいでした。

 世界に7800校以上の系列校を持つ三育のグローバル教育機関だからこそできる国際交流となりました。

 

プレゼントした聖句(英語)

We are all one ㏌ Christ Jesus. Galatians3:28 

(「あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。」ガラテヤの信徒への手紙3章28節)

2年生 生活科と国語 町たんけん

 2年生の生活科の授業では、学校の芝生の手入れでお世話になっている園芸店と地域の人気のお蕎麦屋さんへの訪問と、学校の周りには何があるのかを2日に分けて探しに行きました。

 訪問するお店への事前準備として、一人ひとりがあらかじめ質問したいことを考えました。また、歩く時の交通ルールや、お店の人に気持ちよくお話ししてもらうにはどうすればよいかなどを話し合い、確認しました。

 

 園芸店では、お店に売られているたくさんのお花について質問し、答えに対して思ったことを書いてみました。

■「お店は何年やっていますか?」⇒「40年以上です」⇒「すごいと思った」

■「何色のお花が多いですか?」⇒「黄色です」⇒「ピンクや白の花が多いと思ったら、黄色系の花が多くてびっくりした」

■「お薦めはどれですか?」⇒「オリーブやミニトマトです」⇒「食べ物もあるんだと思った」

3人のお店の方が子どもたち一人ひとりの質問に丁寧に答えてくださり感謝でした。

 

 お蕎麦屋さんでは

■「何年営業していますか?」⇒「60年です」⇒「パパの歳よりも長いと思いました」

■「人気メニューは何ですか?」⇒「天ぷらそばです」⇒「天ぷらそばをたべてみたいとおもいました。次はかぞくで行ってみんなにもたべてもらいたいです」

■「最高何人来ましたか?」⇒「200人です」⇒「200人も来てすごいです」

 人気のお蕎麦屋さんなので、朝早くから準備され、おいしいお蕎麦をたくさんの人にたべてもらうためにお仕事をされていることがよくわかりました。

 

 学校周辺では、見た目の異なるポストやマンホール、点字ブロック、消火器、地域の防災倉庫などを見つけました。また古く武蔵野を思わせる千川沿いも歩いてみました。

 

 国語では「こんなもの見つけたよ」の授業のなかで、町たんけんについての作文を書きました。一人の作文を紹介します。

 

「イソトマの花」

 ぼくが今書くことはお花やさんのことです。お花やさんでしつもんしました。

「ぼくみたいなお花はありますか。」

とききました。てんいんさんがこたえてくれました。

「あなたがすきな花をえらんだら。」

と言われたのでえらびました。それではっけんしたのがイソトマの花です。

 イソトマの花は、どうろの近くにありました。色はむらさき色でした。かずは14まいでした。大きさは、かおのはなぐらいでした。形は星みたいでした。はっぱはギザギザしていました。

 イソトマのおはなしを聞くと、

「このお花はにん気ですよ。」

と言われました。ぜひみなさんも見にいってください。

 

 実体験をとおして書かれた「見たこと」「聞いたこと」「思ったこと」の作文は生き生きしています。2学期以降もこのような体験学習をとおして、心を耕し、表現する力を磨いていきます。

6年生 家庭科 調理実習

 6年生が学校の畑で収穫したじゃがいもは、調理実習で使いました。

 しっかり洗って、4等分にし、蒸し、皮をむきました。蒸したばかりの熱さと薄い皮むきを根気よく行い、リンケッツ(大豆から作ったソーセージタイプの製品:系列の食品会社・三育フーズ製)と一緒に炒めました。

 じゃがいもの外側はカリカリと香ばしく、内側はほくほくと甘みがあり、「おいしい、おいしい」と連呼しながら感謝していただきました。

 神様が創造された食物の成長を観察し、収穫したものを食するという一連の体験ができたことは子どもたちにとって大きな喜びでした。

 6年生が神様への感謝のしるしとして取り分けた収穫量の十分の一は、調理して、礼拝日の昼食時に教会の皆さんと共に、おいしくいただきました。

 聖書には

「あなたは、毎年、畑の種を蒔いて得る収穫物の中から、必ず十分の一を取り分けねばならない。」(申命記14章22節) 

とあり、聖書を覚えて6年生が実行してくれたことに、教会では驚きとうれしさと、神様への感謝であふれました。

 

 家庭科だけでなく聖書にも触れ、実行できたことは、自分たちだけでなく周りの人々にも喜びを広げ、それがさらに自分たちの喜びを何倍にもしてくれることを実体験したのです。これは他の教科でも同様であり、私たちの学校だからこそできる学びの深さです。またこのことは他の学年にも良い学びとして影響を与えることでしょう。

*今回の調理実習では、「炒める」学びでしたので、キャベツ・人参・ピーマンの炒め物、スクランブルドエッグも作りました。