卒業生を送る会
毎年恒例・5年生が企画・準備・進行する「卒業生を送る会」。3学期が始まってからすぐに準備を始めました。どのようなプログラム構成にするのか話し合い、グループに分かれ、それぞれが与えられた役割を果たすために一致団結し、尽くしました。
担任は子どもたちが考え、実行することのサポートに徹し、道具や材料をそろえたり、6年生の紹介動画などの編集アドバイスをしたりと、子どもたちが主体性をもって準備できるように依り添いました。
3学期は、2月に行った学習発表会の練習、また学習期間が短い中で子どもたち自身が5年生としての学びを終えなければならないこと、さらに6年生のサポートや代わりとなって下級生を引っ張っていく機会の多い目まぐるしい毎日でした。その中で在校生みんなが抱いているお世話になった大好きな6年生への心からの感謝と6年生に喜んでもらいたいという思いを表すために時間をかけて作り上げました。
6年生に関するクイズ、6年生の在校生に向けたメッセージ動画、先生たちのメッセージなどパソコンでの編集も大きな学びの経験となりました。
その他に、1~5年生それぞれの学年による感謝のメッセージと歌を歌って6年生に贈りました。
また、6年生一人ひとりに在校生からのメッセージが書かれた手作りの色紙がプレゼントされ、これを読んだ6年生の多くは感動で泣きました。縦割りのグループ「ファミリー」のリーダーであった6年生に向けての感謝であふれていたからです。
5年生は在校生を代表して作り上げたものが6年生に喜んでもらえるだろうか、スムーズに進行できるかと緊張していました。しかしみんなでお祈りし、準備してきたことが、6年生のたくさんの笑顔と感動の涙となって表れ、また在校生も5年生の働きに「ありがとう」の思いでいっぱいになりました。また卒業していく6年生も5年生に「君たちに学校を任せたぞ」と声をかけていました。
「とにかく6年生が喜んでくれたことがうれしい」「みんなが楽しんでくれた」「苦労はたくさんあったけどやってよかった」「どうなるのか不安だったけどそんな心配の必要はなかった」「私も楽しめた」終わった後の5年生の声です。
だれかのために一生懸命になることがこんなにもうれしい気もちで満たされ、さらに力がわいてくるように感じた5年生でした。
4月からの最上級生に向けてまた大きな成長をさせてくださった神さまに感謝しました。