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1年生から6年生へ しおりのプレゼント

 1年生は入学時から初めて尽くしのことが多いため、約1か月間、6年生がバディとなって1年生の生活を助けます。

 例えば、制服で登校してから体操服に着替えること(脱いだ制服をきれいにハンガーにかけ、所定の位置に置きます)、ランドセルから教科書やノートを出し引き出しに入れ、連絡帳や宿題を先生に出すことなど、これらを始業時間までに整えるのは案外難しく、ルーティーンとして身に着くまでには時間を要します。児童礼拝では一緒にチャペルに行き、共に座り、礼拝する姿勢や聖書箇所を導きます。学年縦割りのグループに分かれてお掃除をしたり、活動もしたりしますが、その際にも1年生を6年生のバディが迎えに来てくれて、活動を助けてくれます。休み時間には一緒に遊んでくれることもあります。

 

 そんな6年生たちが、平和学習のために沖縄へ修学旅行に行っています。先週金曜日、1年生たちはお世話になっているバディさんたちのためにお祈りし、修学旅行でも使ってもらおうと、メッセージ付きの魚の形をしたしおりをプレゼントしました。

「べんきょうがんばってきてね。きをつけてね。」

「げんきでがんばってきてください。たのしんできてください。」といったメッセージです。

 そして、直接バディさんたちに渡すために6年生教室を訪問しました。

 1年生からの心のこもったプレゼントとお祈りに、6年生たちは満面の笑みで

「うれしいよ。ありがとう!」

「行ってくるね。」

「1年生のみんなも元気に過ごしていてね。」と声をかけていました。

 

 私たちの学校を訪問された方々が「子どもたちの中に家族のような関係性が見られますね」とおっしゃってくださるのは、学年を超えてお祈りし、互いに思いやる交わりの機会を数多く持っているからだと思います。