5年生 国語 「みんなが使いやすいデザイン」
5年生の国語の単元で、「みんなが使いやすいデザイン」・ユニバーサルデザインについてiPadを使って調べてみました。
まず、「ユニバーサルデザイン」の定義を確認し、
「年齢や性別、言語、障がいの有無を問わず、だれもが使いやすいように考えられたデザイン」
だと分かりました。
日常生活の中で、ユニバーサルデザインが反映されているものは何かを探し、それぞれに違うデザインを調べることにしました。
情報を整理し、気づきや学んだことを分かりやすく伝えるために、次の4項目に分けてまとめました。
1、調べたきっかけ
2、調べ方
3、調べて分かったこと
4、まとめ
子どもたちが調べたテーマをいくつかご紹介します。
「多目的トイレのひみつ」
「ゴミ箱マークの正体」
「インクルーシブ公園のひみつ」
「点字の意味は?」
「みんながわかるお札の区別」
「なんでついてるの シャンプーのデコボコ」
「トイレのマークの色にはひみつがあった!?」
など、身近な日常生活の中で気になっていることをインターネットで調べてみました。
2つの調べ学習を抜粋してご紹介します
「シャンプーのデコボコ」
1、調べたきっかけ
「私が3年生になった時、「ユニバーサルデザイン」という題で学んだ内容を5年生でもっと深く学びたいと思ったからで、その中でも一番気になったのは、シャンプーのデコボコのことでした。」
2、調べ方
「インターネットでシャンプーのデコボコがどのようなことが原因で作られたのかということを調べました。」
3、調べて分かったこと
<歴史>
たくさんの苦情のメールとアンケートをとった際に、59%の人が洗髪時にシャンプーとリンスを間違えたことがあると答えたそうです。それ対して会社が「正面と側面と容器肩部にデコボコをつけよう」と考えました。1991年10月にシャンプーのデコボコが完成しました。
<工夫>
「さわっただけで、リンスやコンディショナーと識別できるように突起がついているということでした。」
4、まとめ
シャンプーのデコボコができてから間違えることがなくなって、それこそ、目が見えない人も見える人も使える「ユニバーサルデザイン」だなと思いました。
「トイレのマークの色にはひみつがあった!?」
1、調べたきっかけ
私たちがふだんふつうに見ているトイレの色、なぜ男性が青で、女性が赤なのか前から気になっていました。」
2、調べ方
インターネットで「ユニバーサルデザイン トイレの色」で調べました。
3、調べて分かったこと
<歴史>
1964年のオリンピックの際に青と赤の表示にした。1964年にはトイレのピクトグラムはありました。しかし国によっては男性がスカートをはくこともあり、青と赤表示にグラフィックデザイナーの道吉 剛さんが決めたそうです。
<疑問>
なぜトイレのマークは青と赤なの?
<理由>
アメリカ人の子どもたちの、青っぽい服の男の子と、赤っぽい服の女の子からきたそうです。そして、男性は青系、女性は赤系が見なれていて、シンプルだからだそうです。
<外国のトイレマーク>
アメリカでは女性が〇(マル)で、男性が△(サンカク)で形を変えているということが分かりました。
4、まとめ
このトイレのマークの色、ふだん身近に見ていますが、じつはひみつがあったのです。
2学期には子どもたちオリジナルのユニバーサルデザインを考えてみます。
今回の学びをもとに、様々な状況にある人たちのことを思い、だれが使っても便利で役に立つデザインができあがることを楽しみにしています。
「だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。」
マタイによる福音書7章12節・校訓