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3年生 味噌つくり

 5月に鉢に種を植えた大豆。今年は暑い日が多かったこともあり、子どもたちは登校するとペットボトルを利用したじょうろを持って畑に走り、毎日熱心に水やりをしました。夏には青々と大きな葉を茂らせ、実をつけ、11月に収穫しました。

 その大豆を使って味噌つくりをした3年生です。

 あらかじめ水につけてふやかしておいた大豆を3時間茹で、柔らかくゆであがった大豆を袋に入れ、粒感がなくなるまで手ですりつぶしました。米麹と塩をよく混ぜ、その中にペースト状になった大豆を入れ、さらによく混ぜました。おいしい味噌を作るコツは米麹と塩、大豆がしっかりと混ぜ合わさることです。

 子どもたちには少し衝撃のあった米麹の匂いでしたが、「おいしくなれ、おいしくなれ」と一生懸命に混ぜ合わせました。

 しっかりと合わさったのを確認し、味噌容器に空気が入らないように球状にして、端々まできっちりと詰めていきました。6カ月間寝かせたら味噌となります。

 子どもたちの感想です。

「大豆をつぶすのが大変だったけど、味噌つくりは楽しかった。」

「大豆をつぶすのに、力加減が難しく大変だった。」

「味噌つくりは簡単だったから楽しかった」

 今回、お家でも自家製味噌が作れるかも!と思った3年生でした。

 普段、5~6年生が使用している家庭科室での味噌つくりでした。三角巾とエプロンをして初めての調理実習となり、とにかくうれしさいっぱい、少し興奮気味でしたが、テーブルや床に散らばった大豆など、しっかりきれいに掃除ができました。また使った調理器具も積極的に洗うことができ、頼もしい3年生たちでした。

 味噌ができあがる6か月後は4年生になっています。どんな味の味噌になるのか、容器を眺めながら想像を膨らませニコニコしていました。

 種から芽を出し、成長させ、収穫に至らせてくださった神様。

 子どもたちも神様が日々成長させてくださり、個性を輝かせ、深みを増し加えてくださいます。4年生になった時の子どもたちの成長も楽しみにしたいと思います。

 

「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。」

新約聖書 コリントの信徒への手紙一 3章6,7節