5~6年生 いのちの授業
系列校の三育学院大学大学院校舎と系列機関である東京衛生アドベンチスト病院(東京都杉並区)において、5~6年生のための「いのちの授業」を実施していただき、「いのちはなぜ大切なのか」を考える授業となりました。
*心臓の働き
*血液の流れ
*お母さんが妊娠した時、お腹の中の赤ちゃんはどのように成長するのか
*私たちはどのように生まれてきたのか・出産時の様子
などを学びました。
心臓は24時間休むことなく、収縮と拡張を1日に10万回以上くり返し、全身に血液を送り出すポンプの役割をしていること、血液は1分間で全身をめぐっていること、毛細血管は髪の毛よりも細いことも知りました。
また実際に、聴診器で心臓音や脈の音を聴きあい、私たちのいのちの鼓動を聴きました。
エコー機器やパルスオキシメーターなどに触れさせていただくこともできました。
さらに3,000gの赤ちゃん人形を抱っこし、自分が生まれた時の重さを実感しました。お母さんはこの重さとさらに羊水の重さなど含めて、お腹の中で育ててくれて、産んでくれたお母さんの苦労を改めて知ることができました。
1学期に5年生の理科の単元として、めだかを育て、産卵する様子、卵からふ化して成長していく様を見てきました。また、卵の中で幼魚が動いている様子も顕微鏡で観察しました。
人の受精卵はめだかの卵の約10分の1の大きさしかありません。その受精卵がお腹の中で人として成長するのです。めだかよりはるかに大きく成長する人ですが、受精卵は、めだかの卵より小さいのです。
このように神様に造られた人は、神様でなければできない緻密な「わざ」が結集した最高傑作なのです。だから、私たちは神様に造られ、与えられた自分のいのちを大切にしなければならないこと、私たちが関わるすべての人のいのちも大切にしなければならないことを教えていただきました。
「あなたは、わたしの内臓を造り
母の胎内にわたしを組み立ててくださった。」
詩編139編13節(新共同訳旧約聖書)
「わたしたちは神の作品であって、良い行いをするように、キリスト・イエスにあって造られたのである。」
エペソ人への手紙2章10節(口語訳新約聖書)
作品は唯一無二です。さらに英語では「神の作品」を「God’s masterpiece」と訳されています。Masterpieceは傑作と訳されます。神様にとって人は、いのちを与えるほどに愛してくださる最高傑作の存在なのです。