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「ひさしくまちにし」

校長 平田 理

 

 そこかしこにクリスマスの飾りつけが施され、ひと時、多くの皆様がキリストの誕生を祝う季節が訪れています。

 12月1日(日)、本校ではクリスマス礼拝を行いました。

 音楽クラブのトーンチャイム、1~2年生は降誕オペレッタ、3年生以上は暗唱聖句と讃美歌をもって礼拝しました。

 

 イエス・キリストは神様でありながら、人の子としてこの世に誕生されました。それはキリストご自身が十字架にかけられるためであり、私たちへの驚くべき愛ゆえです。私たちを愛してくださっているので、ご自分の命をも惜しまれなかったのです。

 ヨハネによる福音書 第3章16節には、

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」

とあります。

 児童の保護者の皆様、ご来校くださった多くの方々と共に、クリスマス礼拝としてキリストの愛を分かち合うことができ、感謝しました。

 

 クリスマスに因んだ絵本をご紹介したいと思います。

 グリンチは大泥棒です。盗めないものは何もないと思っていました。しかし、クリスマスの季節に街が華やぎ、人々が楽しんでいることが赦せませんでしたので、何とかして困らせてやろうと企みました。グリンチはクリスマスプレゼントや飾りつけ、楽しげな音楽や食べ物を全て盗み出しました。しかし、街の様子をのぞいてみると、人々は楽しげな声で歌い、子どもたちは歓声をあげているではありませんか。クリスマスに関わる物は全て持ち出したはずです。グリンチはさらに近づいて耳をそばだてました。確かにプレゼントはなく、飾りつけもなく、華やかな食事もありませんでした。しかし、子どもたちはキャロルを歌い、大人はそれを楽しみながら、聖書を広げて幼子たちに読み聞かせているではありませんか。

グリンチは盗み出せないものがあることを悟ります。

 

 また、讃美歌「ひさしくまちにし」は15世紀から歌い継がれている歴史のある讃美歌です。「O come, O come, Emmanuel(ひさしくまちにし、主よとくきたりて)」と歌われるヘブル語『Immanuel インマヌエル』は、聖書(旧約聖書 イザヤ書 第7章)に著された「キリスト」を示し、「神はわれとともに」との意味があります。

 

 クリスマスの本当の喜びは、物質的なものではありません。イエス・キリストを心に宿し、イエス・キリストの生誕を心から喜び、家族や親しい人との時間に感謝し、キリストの愛と平和を分かち合い、キリストによる救いを感謝する時として過ごすことにあります。

 

 全てのご家庭の皆様に、Merry Christmas!

 

※グリンチは、Dr.スース(Dr. Theodor Seuss Geisel)の絵本からの創話です。

 

 

学校紹介「校長挨拶」はこちらをご覧ください。

 

 

学校見学について

 本校では説明会や見学会としてではなく、日頃の様子を見ていただきたく、ご希望の方には随時、見学は個別(学期中平日午前中10:30~12:00。授業参観含む)に応じております。お子様も同行していただけます。またお車でご来校の際は校庭にお停めいただけます。日程をご相談させていただきますので、ご遠慮なくお電話でお申し込みください。