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2026.03.04

NEWS

卒業祈祷週 3日目

今日も卒業祈祷週3日目から1名のメッセージをご紹介します。

 

「試練は未来の糧」

 皆さんは親から「これやってくれない?」や「ちゃんとこれやって!」などの頼まれごとをされたことはないでしょうか。そのような時は、素直な気持ちで受け入れることはできますか。面倒くさいなと感じて適当にやったり、今は他のことをやっているから後回しにしたりすることはないでしょうか。

 私はこのような体験がたくさんあります。例えば「お皿を洗って」「部屋を片付けて」「これ手伝って」など、自分にとっては嫌なことばかりで面倒くさく、とても忌々しく思ってしまいます。

 しかし、嫌々ながらも親から言われたことを繰り返し行っていると、自分自身が成長していることを実感することがあります。お皿の油汚れの落とし方や部屋を片付ける手順などを自分なりに工夫して、初めのころよりも短い時間で終わらせることができたり、やり直しをしないで一回で終わらすことができたりと、知らないうちに経験値が上がっているのです。また、親に言われる前にやってしまおうという考え方も生まれて、取り組む姿勢も前向きになっていることにも気づかされました。

 この経験は自分の家だけで終わるのではなく、学校生活でも活かすことができました。6年生になりファミリーリーダーとしてファミリー掃除の責任をになうことになりました。やりたくないことをお願いされる人の気持ちがよく分かるので、下級生がやりたくないと思うような仕事を、どのように伝えると嫌な気持ちにならないかを意識して話したり、どのようなところにほこりがたまりやすいかなどを考えて掃除をしたりすることができました。

 このような経験をふまえたうえで、親の立場になって考えてみると、私が身の回りのことを自分自身できちんと取り組むことができるようにと、言葉で教えるだけでなく実践することで身につけられるようにしてくれていたのだと思いました。そして、私は身の回りのことは全部自分で行わなければいけない全寮制の中学校に進学するので、身につけることができたスキルは大きく役立つことと思います。

 このようなことは、身の回りのことだけに限ったことではなく、勉強や習い事、人間関係などにも同じことがいえると思います。私は三線を習っていますが、難しい指使いの曲でなかなか上手に演奏できないとイライラしてしまい、先生のアドバイスを素直に聞き入れられない時があります。しかし、そのような時こそ気持ちを落ち着かせて、先生のアドバイスの通りに何度も何度も繰り返し練習することできれいな音色を奏でることができるようになります。三線を通して、周りの人からのアドバイスを素直に聞き入れることの大切さや、一つのことに集中して諦めずに挑戦する力が身につくようになりました。

 人間関係においては、友達との関わりが私を大きく成長させてくれました。相手を傷つけるつもりがなく冗談で言った言葉によって、友達を怒らせてしまうようなことがあり、ついさっきまで楽しく遊んでいたのに喧嘩に発展してしまうことが時々ありました。怒っている友達を見ていると自分まで嫌な気持ちになり、「自分は悪くない、冗談が分からない相手が悪いんだ。」という自己防衛が働き、本当は仲直りをしたいのに素直になれない自分がいました。時間が過ぎると冷静な気持ちになり、自分の過ちに気がついて自己嫌悪になってしまいますが、そのような時に私の心に謝る勇気を与えてくれたのはお祈りでした。私は友達と喧嘩をしてしまった時は、「素直に謝ることができ、仲直りができますように。」と神様にお祈りをしています。そのおかげで友達と何度も仲直りができ、より深い友情を築くことができています。友達との関わりを通して、素直に謝る勇気、過ちを許す広い心、自分の思いを伝える神様への祈りの大切さを学ぶことができました。

聖句を紹介します。

コリントの信徒への手紙一 10章13節

「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」

 この聖句は、自分にとっては避けて通りたいと思うような苦難や困難も、そのこととしっかりと向き合って一つひとつ取り組んでいくことで、神様がより良い方向へと導いてくださることを教えてくれています。

もう一つ聖句を紹介します。

箴言3章5,6節

「心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず

 常に主を覚えてあなたの道を歩け。そうすれば/主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。」

 最初に紹介したコリントの信徒への手紙一 10章13節と今お読みした箴言3章5,6節の聖句を合わせて意味を考えてみると、神様が私たちの人生の歩みをきちんと計画してくださっていて、将来を見すえてその人の成長に必要な試練も用意してくださっている。そして、神様が必ず良い方向へと導いてくださることが分かります。

 皆さんも親からの頼まれごとを嫌だと思うこともあると思います。先生からのアドバイスを素直に受け入れられないこともあると思います。しかし、親や先生は私たちの将来のことを考えて必要な試練やアドバイスを与えてくださっているのです。

 そして、人生を歩んでいく中で大きな試練に直面することがあることと思います。そのような時は、先ほど紹介した聖句を思い出してください。苦難と感じる試練は自分自身を大きく成長させるために必要なものであり、神様が共にいて守り導いてくださっていることを思い起こさせてくれてくれるはずです。

 私はこれからも共にいてくださる神様を信じ、試練と向き合い、大きく成長していきたいです。