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2026.03.18

卒業式

 第77回卒業式を執り行いました。

 6年前の2020年4月、一人ひとりは神さまに選ばれて東京三育小学校に入学しました。

 しかしながらコロナ禍の真っただ中にあり、4月の入学式はかなわず、6月になって夏服での式となりました。お祝いのお花は桜ではなく早咲きのひまわりでした。そして全員そろっての入学式ではなく、半分ずつ、午前と午後に分かれて短時間で行いました。

 低学年うちは、できない・かなわない・残念なことが多くありましたが、それでもその時に与えられ、整えられたものに感謝し、喜ぶことのできる子どもたちでした。ですからたくさん神さまにお祈りして願い求め、必要なものはすべていただき、感謝してきました。

 卒業祈祷週で卒業生たちが選んだ聖句

「主は羊飼い、わたしには何もかけることがない。」詩編23編1節

 これはそのまま卒業式のモットーとなりました。子どもたちはこの聖句を胸に抱いて巣立ちました。

 神さまからのはかり知れない大きな愛と平安とが、卒業生たちに、そしてわたしたちの学校を信頼して預けてくださったご家庭の上に、これからも豊かに注がれますようにお祈りしています。

 

校長式辞を抜粋して掲載します。

 

 卒業生の皆さんは、これまでの小学校生活の中で、本当の意味で「できること」が制限される時間を乗り越えてきました。世界中の誰もが予測できませんでしたし、短い時間で変えることさえできませんでした。その経験を通じて、皆さんは「いつも通りにできること」が、実はどれほど「特別」なことであるかを知ったはずです。入学式や卒業式、運動会、ピクニック、沖縄での平和学習、そしてクリスマス礼拝や学習発表会。これらの行事は、決して当たり前に存在するものではなく、多くの皆様から助けて頂いたり、見えない所、知らない時間で支えてくださったりした方々のおかげでもありました。言い換えるなら、すべてが神様から「与えられているもの」であったのではないでしょうか。私たちが「当たり前」と呼んでいる日常や普通が、実はかけがえのない神様からの「恵み」そのものなのです。

 間もなくこの学び舎を離れていく皆さんに、是非、心に留めておいてほしいこと二つがあります。それは皆さんが学校生活の中でたくさん聴いてきた言葉、二つでもあります。

 1つ目「平和」です。Peacemakers「平和を創り出す人」であるためには、単なる祈りや願い、あるいは頭の中で考えを巡らせるだけではいけません。「平和」それは、小さな一歩、小さな行い、善意です。平和は、具体的な行為が積み重なって形作られ、生み出されるものなのです。

 2つ目「愛」、良く耳にした「愛」とは、キリストが人々に伝えた単なる「お勧め」ではありません。それは「互いに愛し合いなさい」という明確な「掟(おきて)」であり、命令です。愛はすべてを覆うものであり、神様から与えられている最も優先すべき「使命」なのです。

 卒業生の皆さん。持っていないものを嘆き、できないことを数えるのではなく、今、自分に与えられているもの、できることに感謝することを学びました。ですから、その感謝を力に変え、誰かのために小さな善を行える人、愛を届けられる人へと成長し続けてください。

 卒業にあたり、皆さんが選んだ聖書の言葉は、「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。」(詩編23編1節)です。「キリストにある14匹の小羊」である皆さん。神様は、皆さんがどこへ行こうとも共に歩み、あなたを守り、必ず神様のもとへと導いてくださる「羊飼い」です。

「・・・あなたと共にあり、どこへ行っても、守り、約束したことを果たすまで、決して見捨てない。」(創世記28章15節)と励まされます。更に、「あなたには何も欠けることがない」という約束をすでに与えておられます。どうか恐れることなく、勇気を持って新しい一歩を踏み出し、歩み続けてください。