東京三育小学校と同じ理念に基づいた教育を行う系列校として、中等教育学校1校(千葉県)、中学校2校(広島県、沖縄県)、高校が1校(広島県)あります。いずれも全寮制で、自然豊かな広々とした環境にキャンパスがあります。東京三育小学校からは、毎年卒業生のおよそ3割の児童が系列校に進学しています。
中高時代の寮生活は、生徒の自立的生活習慣を確立させるためにとても有意義です。各寮には舎監の住居が設けられている他、教職員住宅もキャンパス内にあり、教職員と生徒が生活をともにしています。24時間の全人教育の中で、多感な時期を過ごすことは、生涯の大きな糧となります。
日本で全寮制の中等教育は多くはありませんが、欧米では伝統的な教育システムとして高い評価を得ています。生徒たちは、寮の異学年同室の生活の中で、上級生が整理整頓をはじめ生活習慣や規律などを教え、下級生も生活の仕方や人間関係の基本的ルールを学び、自立の精神と高い協調性を身につけていきます。
朝夕の礼拝をはじめとする聖書を土台にした生活を送る中で、単なる知識ではない協調性や相手を思いやる心を実践的に身につけることができます。三育教育の伝統である国際教育や労作教育を通して得られる経験は、社会に出た時に非常に役に立つと多くの卒業生や保護者が評価しています。三育中学校、三育高校と進めば、一貫した三育教育を受けることができます。
本校では、聖書を土台とした全人教育を最大の使命としており、いわゆる難関中学校への受験対策を目的とした、学力偏重の教育ではありません。しかし、その進学先は多彩です。本校で学ぶ6年間を通して、知的好奇心や学習意欲を高め、系列校に進学するばかりでなく、難関とされる国公立・私立中学校に進学する者もいます。大切なのは、一人ひとりが6年間の学びの中で熟考し、納得したうえで自分にふさわしい学び舎に進学することです。進学後もキリストの愛を土台として築かれた自尊の感情と、希望をもち、神さまが一人ひとりに与えられた個性を他者のために生かしてくれることを願っています。
本校の卒業生は、自己肯定感と他者との協調精神を発揮しながら、それぞれの舞台で伸び伸びと活躍しています。広島三育学院高校の卒業生は、三育の看護学部大学・大学院や、国内の国公私立大学をはじめ、多くが世界中に広がる医療・教育・福祉系の系列大学に進んでいます。アメリカをはじめとする英語圏を中心に、全世界に広がる系列の大学は100校以上あり、各分野での高度専門職の養成コースや、幅広い専門分野が充実しており、大学院で最先端の研究をすることもできます。