2026.07.08
NEWS
6年生が沖縄に行かなければ考えなかったこと、感じなかったこと、そしてこれからどのように生きるのかを全校児童を前に話してくれました。沖縄で起こったこと、そして今こそ平和が必要だと下級生たちに伝えたい、という強い思いが感じられた報告となりました。引き続き、報告内容をご紹介します。
*「私が感じたのは沖縄の人たちの温かさです。沖縄では人との距離が近く、皆さんフレンドリーに接してくださいました。私もそんな風にどんな人にも親しみやすく温かい人になりたいと思いました。また私の祖父母は沖縄出身で戦争を体験しています。沖縄に行って戦争について詳しく知った時、祖父母がもし戦争で亡くなっていたら今の自分はいないと初めて深く考えました。そしてそんな中でも祖父母が生かされたのは本当に神様の守りだったと感じました。私は生かされている命に感謝して、自分と人の心を喜びと平和にできるようにこれから精いっぱい生きていきたいです。
*ぼくは日々生活ができているのは小さな助け合いがたくさんあるからだと思いました。例えば食べるものがあったり、帰ることができる家があったり、協力しないとなかったものが、協力することによって生まれることを知りました。だからその小さな助け合いを大きな助け合いに変えて、この世界をより平和だと思えるようになりたいです。
*私が思う平和な世界は「さようならがない世界」だと思います。沖縄では「さようなら」ではなく「またやー」という言葉を使います。私はさようならがないのはいいなと思いました。なぜなら戦争ではいつ自分が死んでしまってもおかしくないし、仲間を見捨てて逃げるという残酷なことも起こります。そして解散命令が出されて、戦争の最前線で自分で生きることになりました。これはすべてひめゆり学徒隊の人たちが体験したことです。最後にみなさんに知っておいてほしい聖句を紹介します。
「悪を避け、善を行い/平和を尋ね求め、追い求めよ。」詩編34編15節
*ひめゆり資料館に行って深く考えたことは、戦争で自殺した人と、何もしていないのに殺された人がいて、平和を実現するためには何をしたらいいのかということを考えることにしました。なぜかというと、平和な世界が良かったのに戦争に巻き込まれて死んでしまった人たちがたくさんいるからです。そしてみんながひめゆり学徒隊みたいになってほしくないからです。
*本当に伝えたいことは、今まで頑張って生きてきた人がいるから今の日本があるなど、その人たちがつくった平和の日本のように、少しでもいいから、みんなで協力して平和をつくっていこうということです。もう一つぼくたちは戦争を体験していませんが、体験した人の気持ちになって、ほかの人に平和を伝えようと思いました。
*みなさんは沖縄の海に行ったことがありますか?伊江島のビーチはとても透明できれいでした。しかし沖縄戦があった時は、アメリカの船で海が黒かったそうです。アメリカの船が7割、海が3割くらいになるほどアメリカの船が攻めて来たそうです。でも今は透明な海です。最初見た時は透き通っている!となるかもしれませんが、昔は船で海が黒かったということを忘れずに、もう絶対に、神様がつくったきれいな海を汚さないよう、平和をつくろうと思いました。
*沖縄戦の中で最初に米軍が船から艦砲射撃を行いました。夜空を見るとたくさんの白い線が見られたと言います。それを別名「鉄の暴風」と言うことを知りました。戦争が終わり空を見ると、空が青く雲が一切ありませんでした。それを「平和の空」と言ったそうで、その話を聞いて共感しました。戦争が起こらないようお祈りが大事だともっと気づかされました。
*私が学んだことは主に2つあります。1つ目は水族館や海で見た自然や、交流会や日常で考えた仲間の大切さが分かる神様の恵みです。2つ目はひめゆりの塔や資料館で感じた今の平和から未来の平和までつなぐ責任と、戦争の悲惨さです。沖縄の言葉には「さようなら」はなく、かわりに「またやー」と言います。それは一度会えればまた会えるね、ということです。周りの人を大切にして、多くの人に小さなことでも幸せを運び、神様や自然によいことをして、小さなことから世界に幸せをもたらすピースメーカーになりたいです。
*私はピースメーカーについて考えました。沖縄戦について色々なことを知って、その悲惨さが良く伝わりました。戦争は人を傷つけて大切なものが一瞬でなくなってしまいます。だから私は平和をつくり出す人になりたいと思いました。平和は大きなことでなくても、色々なことに感謝したり、周りの人たちを大切にしたり、他の人のためにお祈りするなど、小さなことからでもつくれると思います。これから私は小さなこともピースメーカーになって、一人ひとりに平和を伝える人になりたいです。
*資料館では本当の戦争の悲惨さや、本当の戦闘機の排気ガスのにおいや、戦闘機の音などを体験しました。戦争で心と体が傷ついて死んだほうがまし、という考え方はとてもかわいそうだと思いました。今はそんな考え方はないと思いますが、沖縄戦のことを思えば、今のぼくの毎日のことは当たり前ではなく、毎日のことにいつも感謝し続ける人になりたいと思いました。また自分に何が足りないかを常に考えて実行できる人になりたいと思いました。
本校の校是(Mission Statement)として、
「わたしたちは、神さまに愛されている人として、
互いに愛し合い、互いの必要に応え、
世界のどこに行っても平和をつくり出し、
神さまの栄光を現すために共に学び、働きます。」
を掲げ、毎朝全校児童、教職員も朝の礼拝の中で声に出して言っています。子どもたちが卒業した後も、沖縄修学旅行の楽しかった思い出だけでなく、五感で感じ、自らの心から湧きあがった平和の思いを持ち続ける者として成長することを願います。そして平和をつくり出す者として、「地の塩、世の光」として輝いてくれることを願います。
「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」
マタイによる福音書 5章9節