卒業生・保護者の声
Interview with Graduates and Parents
卒業生の声
A.Mさん
2008年度卒業
北浦三育中学校→広島三育学院高等学校→東京農工大学に進学
自分を大切にし、前向きな気持ちを持つこと
生き方の基本姿勢を、キリスト教を通して学んだ
東京三育小学校では、キリスト教が学校生活の全てに根付いていました。毎日のように聖書の授業があったことや、牧師先生の部屋でみんなと聖書研究をしたこと、授業の始まりに必ずお祈りをしたこと、英語で暗唱聖句をしたこと、英語で聖書の歌を歌ったこと、毎週土曜日には教会に行き牧師先生のお話を聞いたり友達と楽しく遊んだりしたこと、祈祷週でお話を聞いたりクラスのみんなで歌ったりしたことなどを懐かしく思い出します。
三育で学んだ期間で、私は深く自分自身を見つめ自分を大切にすることや、前向きな姿勢を保つことを学びました。また聖書の学びを通して、確証バイアスに気を付けて本を読むことにも気づかされました。私の生き方の基本姿勢、研究者を目指す上での姿勢は、三育でのキリスト教を通して学ぶことができたと感謝しています。
T.Mさん
1999年度卒業
北浦三育中学校→広島三育学院高等学校→武蔵野音楽大学に進学
自己中心な生き方ではなく
いつも他の人を大切にすることを学んだ
お祈りを通して、いつも神様とコミュニケーションを取る。東京三育小学校では、まさにそのような毎日を過ごしていました。「だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。」という校訓のとおり、自己中心的な生き方ではなく、キリストがそうであったように、いつも他の人を大切にすることを学びました。
私は今、県民と警察を結ぶ音の架け橋として、安全で安心して暮らせるまちづくりのために音楽活動を通して幅広い広報活動を行っています。公的な行事はもとより、交通安全・防犯運動などの催事での演奏や、各種学校での音楽鑑賞会、街頭パレードなど様々な場面がありますが、どの場所においても、常に鑑賞していただく相手のことを考え、子供からお年寄りまで楽しんでいただける活動を心掛けています。
Y.Mさん
1980年度卒業
北浦三育中学校→広島三育学院高等学校→国立音楽大学に進学
互いに助け合って進む、思いやりの心が生まれた
私は1年生の1学期だけ公立に通い、2学期から東京三育小学校に転校しました。公立では人数が多く同じ学年でも知らない子がたくさんいましたが、三育は少人数でアットホームなので、どの学年とも知り合いになりました。2年生の時には弟が亡くなるという不幸があったのですが、担任の先生はもちろん、校長先生や学校の皆さんに心をかけていただきました。そのような中で、互いに助け合って進む、思いやりの心が生まれたように思います。
夏休みの自由研究で提出した作品を、他の生徒に「これは買ったものじゃないの?」と言われたときに、担任の先生が「買ったものだと思われるほど素晴らしい出来なんだね!」と褒めてくださり、どんなことでもポジティブに捉えられることを学びました。このことはオルガニストとして活動する上での大きな支えになっています。
保護者の声
Y.Yさん
2005年度、2008年度卒業生の保護者様
キリスト教に基づく少人数制の小さな学校で生涯の関係が得られる
我が家の子供二人は東京三育小学校でお世話になりました。長女は小学校卒業以来ずっと大学まで三育の系列校でした。長男は広島三育学院高等学校でお世話になりました。親元を離れての寮生活は子供たちをたくましくさせたようです。
現在、娘は看護師として社会人四年目、息子は大学を休学してワーキングホリデーで海外生活です。二人には親としてのアドバイスはしましたが、子供たちが選んだ道は子供たちが決めました。
東京三育小学校はキリスト教教育の、少人数制の小さな学校です。そして、全校生徒の名前を、全ての先生が知っている学校です。子供たちが一年生として入学すると上級生が優しくお世話をします。やがて一年生は一年ごとにお兄さんお姉さんになり、下級生の面倒をみます。こうして兄弟姉妹の関係が始まり、生涯の関係につながっていきます。入学された子供さんたちを通して、もしかすると親御さんも生涯に渡るよき関係を得るかもしれません。
E.Hさん
2009年度、2013年度卒業生の保護者様進学
赤ちゃんが言葉を覚えるように自然に英語を学べた
キリスト教の教育を望んでいたため、私の出身校である東京三育小学校に2人の子供を学ばせました。キリスト教教育を通して子供たちの心が純粋なうちに神様を大好きになり、信仰を持つことができるようになったことは、親として大きな喜びです。
少人数だったため、学年の垣根を越えて上級生にお世話してもらったりすることで、子供が上級生になった時には下級生に優しく接することができるようになりました。クラス替えもなく入学から卒業まで同じクラスメイトと過ごすことにより、一人ひとりと逃げずにしっかり向き合い、協調性が身につきました。自分のためだけでなく、人のためにも自ら祈る姿を見ると子供の成長を実感します。
毎日行われる英語の授業では、特に低学年のうちは赤ちゃんが自然に言葉を覚えるように、英語を耳から学ぶことができました。これは卒業後も子供たちの大きなアドバンテージになっています。
S.Kさん
2013年度卒業生の保護者様
私たち親子にとって三育小学校は家庭のような温かい場所
東京三育小学校では、全ての教職員の方が同じ信仰を持つクリスチャンです。祈りをもって一日が始まり、祈りをもって一日が終わる。先生方が一丸となって同じ方向を向いてくださっているので、子供たち一人ひとりの心にもイエス様の教えが浸透していくのだと思います。
少人数なので、全ての先生方が全校生徒の名前も顔も把握してくださって、優しくとても丁寧にサポートしてくださいました。また6年間クラス替えがないことで、生徒同士のトラブルが生じても逃げることなく、お互いに時間をかけて向き合い、乗り越えて、さらに絆を深めていくことができました。
卒業後、一度は公立中学に娘を進学させましたが、2年生になったときに道が開かれ、当初希望していた北浦三育中学校に転校することができました。その時先生方は私たちと一緒に喜びの涙を流してくださいました。私たち親子にとって、三育小学校は家庭のような温かい場所です。