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2026.07.14

校長通信

「ごく稀に:once in a blue moon」

校長 平田 理(まこと)

 

 5月31日、きれいな、ごく稀にしか観察できない自然現象、マイクロムーン(小さ く見える満月)が観察できました。幸い関東地方は天候にも恵まれ、美しい満月が星空に 浮かび上がりました。潮の満ち引きは月と地球の重力の関係で起きる現象ですが、この時は、 珍しくひと月にうちに、満月が2回起き、通常は2回の「大潮」も3回発生しました。英語 の慣用表現に「once in a blue moon」という「ごく稀に」という意味合いに利用される 珍しい自然現象「ブルームーン」、ご覧になったでしょうか?

 6月に行われた祈祷週の特別讃美歌で6年生によって献げられた「恵み Grace」の歌詞は、

「・・・すべては主のめぐみ、めぐみ、限りない、当たり前のことなど何もない、すべては主のみめぐみ・・・」

が繰り返され心に響きました。私たちが得たもの、与えられたもの、時間や機会、移り行く季節さえも、当然や偶然ではなく、様々な有形無形の支え、励まし、慈し みによってもたらされており、それらすべては、実は神さまが備えてくださった「みめぐみ」ではありませんか、と訴えています。
 私たちは、日々の時間や機会、移り行く季節、そして目の前にあるすべてのものを、ついつい「当たり前」のものとして受け取ってしまいがちです。一方で、世の中には、ごく稀に起きる奇跡的なことや、一見すると偶然の重なりのように思える出来事もあふれてい ます。しかし、結果の裏には必ず原因や誘因が存在するように、すべての出来事の背後には、神様の明確な「意図」と「計画」が隠されています。神様が備えられる計画に、早すぎることも、遅すぎることもありません。一見、人間の目には偶発的に見えたとしても、 それは成るべくして成るものであり、「最も良い時期に、最も相応しいこと」として私たちに届けられます。私たちが歩む一歩一歩、出会うタイミングのすべてに神様の慈しみが 蓄積されていることを信じ、この「限りないみめぐみ」に感謝しつつ、日々の歩みを進め たいものです。

 

「わたしたちは神に造られたものであり、しかも、神が前もって準備してくださった良 い業を行って歩むために、キリスト・イエスにおいて造られたのです。」(エフェソの信徒 への手紙 2章10節)

 

 聖書は、私たちが得るもの、出会うものすべては、神様が「前もって準備してくださった」ものであると語っています。私たちの人生そのものが、主のみめぐみによってデザインされていることを忘れてはなりません。

 

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