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2026.01.16

校長通信

「校長先生はなに人?」

校長 平田 理

 

校長室に遊びに来てくれる子どもたちから、時々不思議な質問をされることがあります。「ふつうのごはんたべるの?」「おうちでなにしているの?」「けっこんしてるの?」とある程度の想定内のものもありますが、「校長先生はなに人?」と尋ねられて少し困りました。日本人ですと答えようと思った瞬間、ここは何か面白いことを答えないといけないかなと「ニンジン!」と答えたものの、「なに言ってるの?」と見事に相手にされませんでした。子どもたちの反応、興味や発想の楽しさにはいつも驚かされますし、未来と希望を創り出すのは間違いなく子どもたちだと痛感させられます。

 

春先にNHKみんなの歌で「校長センセ宇宙人説」(作詞作曲:木島タロー)という歌が流れ、最近もアンコールで再放送されていました。「人を愛しなさいが口ぐせで、星空のように光る瞳で『悲しみのない星をつくるのは君らの仕事です』が決めゼリフ」「人を赦しなさいが口ぐせで・・・『戦争のない星をつくるのは君らの仕事です』が決めゼリフ」の歌詞が耳に残ります。転任で学校を去る際には「人を愛する人になりなさい。人を赦せる人になりなさい。馬鹿げた夢こそ見続けなさい。変わらない世界を変えなさい。」と子どもたちの心の中に刻まれる言葉を残す、という歌詞です。

 

作者 木島タロー氏(国立音楽大学・東京経済大学)は、米軍基地内の教会で長きに渡りゴスペルコワイヤーや教会音楽に関わって来られた方ですから、ゴスペルソング調に聖書の言葉も散りばめられているのでしょう。木島氏は「教会聖歌隊が運ぶ、(魂が宿る)言葉の力に心震わされて」教会に通い続け、共に歌い、伴奏されたそうです。

戦後、日本は小さな平和を守りつつどうにか80年が経ちましたが、世界では悲しみと憎しみ、怨みと辛みがはびこり、国と国、民族と民族が争っています。誰もが、その渦中に巻き込まれても不思議ではありません。この歌詞の「決めゼリフ」「口ぐせ」に留まらず、未来に生きる子どもたちが「人を愛し、赦し」(エフェソの信徒への手紙4章31~32節)「与え合い、分かち合い」(ルカによる福音書6章38節)、例え、辿り着けないような目的地だと思えても、そこに向かって歩み続けるように、魂の宿る言葉で励まし続けなければならないと「地球人の校長センセ」も強く感じています。

 

 

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